小島監督、『ボクらの太陽』インタビュー

『メタルギアソリッド』や『ボクらの太陽』のコナミJPNの小島秀夫監督へのインタビューです。このインタビューでは『ボクらの太陽』のみについて話されています。ちなみにこのゲーム、鳥取砂丘やその他の場所でテストを入念にやったようです。

任天堂 GBA
『メタルギアソリッド』や『ボクらの太陽』のコナミJPNの小島秀夫監督へのインタビューです。このインタビューでは『ボクらの太陽』のみについて話されています。ちなみにこのゲーム、鳥取砂丘やその他の場所でテストを入念にやったようです。

―――ゲームのアイデアはどこから生まれましたか。太陽センサーを見て「素晴らしい技術だ」となったのですか、それとも他の事から
技術が先ではありませんでした。まず私は太陽光を使ったゲームを作りたいと思いました。GBAは外に携帯するのが楽ですし、まだ他に太陽光を利用したゲームはありませんでした。また私は「ドラキュラと吸血鬼」が好きでいつかドラキュラと戦うゲームを作りたいと思っていました。しかし特殊なカートリッジを利用することになるので高価で無理かとも思いましたが、コナミのおもちゃを作る部署に聞くと安く作れる事が分りました。メタルギア2の開発中だっのですがそれを尋ねた時、出来る事がわかって「それを作ろう」と言ったのを覚えています。

―――センサーはアナログセンサーですか、それともオンオフのみですか
センサーは光の強弱も感知します。また人工の光は感知しません。

―――それではテスター達は人工の光で騙そうという事をしましたか
いいえ、彼らは太陽光しか感知しない事を知っているので。実際任天堂は「どんな光でも感知するようにした方がいいんじゃないか?」と言いましたが、それでは私達のコンセプトから大きく外れます。雨の日や曇りの日、夜は太陽光はありません。プレイヤーはゲーム中常に太陽の事を頭の中に置くでしょう。太陽をコントロール出来ないというのはゲームの大きなコンセプトで、そのことはゲームに深さを与えます。

―――他の会社が太陽センサーを使いたいとアプローチしてきましたか
いいえまだありません。しかし「ポケモン」や「ロックマン」に使えば面白いものが作れると個人的には思っています。

―――忙しい中、ありがとうございました

《土本学》

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