任天堂企業グループの変更点

昨日発表された任天堂の決算短信より企業グループの変更点についてまとめておきます。

任天堂 その他
昨日発表された任天堂の決算短信より企業グループの変更点についてまとめておきます。

まず一番大きいのはレアをマイクロソフトに売却した関係で以下の3社がグループから外れました。ただし持ち株会社だったRare Acquisition Incはまだ連結子会社となっています。

・Rareware Limited
・Rare Inc.
・Rare Toys & Games Inc.

また同じく開発子会社だったLeft Field Productions, Inc.にも株式を売却しているのでグループから外れました。またカービィの版権などを扱う株式会社ワープスターは支配力が弱まったため連結から外れたとのこと。HAL研究所もな議決権の所有割合が低下したため、持分法適用の範囲から除外したとのこと。ここ辺りは調査の必要ありかな。

新たに加わったのはiQue Ltd.という会社で新たに出資しグループに入っています。またRetro Studios, Inc.は出資比率を高めて連結子会社となりました。

清算したのは、

・招布株式会社
・モバイルニジュウイチ株式会社
・有限会社エムジーエムファンド

の3社です。エムジーエムファンドはファイナンス関連の会社で設立は平成9年4月。資本金は300万円で任天堂の出資比率は40%でした。中央区銀座8-4-17のマリーガルと同じビルに入っていて、社長だった杉本敦司氏もマリーガルに関わっていた人みたいなのでマリーガル関連の会社だったのではないかと思います。ちなみにマリーガルは前年6月に設立されています。

なんだか気になる点が幾つかありますね。調べたい所です。というかA/N Software(任天堂とアルゴノーツの共同出資、91年設立)とかMidway/Nintendo(任天堂とミッドウェイ、94年設立)とか何時まで残しておくんですかね。何か意味があるのかな。ちなみに前者はスーパーFXチップを開発、後者はN64初期のミッドウエイタイトルの発売元として設立された会社です(恐らく)。

《土本学》

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