GameSpotの2003年ワーストゲームアワード

GameSpotは2003年のベスト/ワーストアワードを発表しました。ここでは面白いので特にワースト部門の方を見てみたいと思います。

任天堂 ゲームキューブ
GameSpotは2003年のベスト/ワーストアワードを発表しました。ここでは面白いので特にワースト部門の方を見てみたいと思います。

「Most Embarrassing Game(最もやっかいなゲーム)」を受賞したのはXB『Dead or Alive Xtreme Beach Volleyball』。ゲームが好きだと他の人に言うのを躊躇させてくれるような、やっかいな、ばつの悪いゲームを選びます。

「Most Despicable Product Placement(最も卑劣な広告のゲーム)」には『トニーホーク アンダーグラウンド』です。ゲームの中に広告宣伝を入れるゲームも増えているようですが、ちょっとやり過ぎでは? というゲーム。『トニーホーク』には前作までスケートボードに関係するような宣伝のみだったのが、今回は自動車や携帯電話の宣伝からアーティストの宣伝まがいのことまでやってるそうです。

「Worst Use of Celebrity Voice Acting(良い声優の駄目なゲーム)」は『Charlies Angels』が選ばれました。非常に評判の高い声優を起用しながら、全然駄目駄目な声しか当ててないゲームを表彰。『Charlies Angels』にはキャメロン・ディアス、ルーシー・リュー、ドリュー・バリモアというハリウッドの人気女優を3人も起用しているにも関わらず、ボイスはどうしようもないそうです。

「Most Disappointing Delay(最もがっかりする延期)」にはPCで発売予定の『Half-Life 2』が選ばれました。嫌な賞が並んでいるワーストアワードですが、この部門だけは期待されているゲームが並んでいるので選ばれるのはある意味光栄なのかもしれません。この他候補にはXB『Ninja GAIDEN』や『Halo 2』がありました。

「Most Pretentious Game(最も気取ったゲーム)」にはPS2『ゼノサーガ EPISODE 1 力への意志』が選ばれました。受賞理由については「これは全く気取ったゲームで、もしゲームの誇大妄想に気付いたなら長々としたムービーを見続ける事は出来ない。最初から最後までテレビの前にじっと座って全くインタラクティブでない映画を見させるようなもの」としています。でも最も頑張っているRPGという評価はしているそうです。

「Most Disappointing Game(最もがっかりさせたゲーム)」には『デビルメイクライ2』です。毎年たくさんのゲームが発売されます、どんなゲームも良い点を探そうと努力しますが、どうしても続編などは期待を裏切ることがあります、そんなゲームです。『デビルメイクライ2』は創造性の無いグラフィックと浅いゲームプレイで前作に泥を塗った、としています。

「Flat-Out Worst Game(最高に駄目なゲーム)」は『Gods and Generals』でした。映画のキャンペーンの為だけに作ったようなゲーム。学校のクラスで作られるようなゲーム、もしくは、シェアウェアCDに紛れ込んでいても可笑しくない、と酷い評価。南北戦争を舞台にしたFPSだそうです。

最後は「Best Game No One Played(誰も遊ばないゲーム)」で、受賞したのはPS2『Amplitude(SCEA)』。世の中には良いゲームなのに、相手にされないゲーム、、、原因はマーケティングやタイミングなど色々あるでしょうが、が存在します。そんなゲームを供養します。相手にされなかったの基準は5万本です。この他『クロックタワー3』や『OTOGI』がノミネートされていました。

《土本学》

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