EMIグループが曲を無断使用としたとしてEAを提訴

ロイター通信は米レコード業界大手のEMIグループがエレクトロニック・アーツを同社の音源を無断使用したとして提訴したと伝えました。

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ロイター通信は米レコード業界大手のEMIグループがエレクトロニック・アーツを同社の音源を無断使用したとして提訴したと伝えました。

記事によればEMIはEAが『マッデンNFL2004』・『タイガー・ウッズPGAツアー2004』・『MVPベースボール2004』の3タイトルの中で「EMIが所有もしくは共同所有するまたはEMIの管理下にある音源を無断使用した」と主張しているそうです。

EAはこれに対して「これらの訴訟は他の曲から歌詞を引用した1つの曲に関係したもので、アーティストから直接使用許可を得ています。私たちは全てのゲームの全ての曲できちんとしよう契約を結んでいます」と述べています。

一方でEMIはEAが2003年に使用許可を求めてきたが、許可を出す前にゲームを発売した、と述べています。同社はこれによる損失が数千万ドルに上る可能性がある事を示唆しており、賠償を求めています。

最近は一般アーティストの曲をゲーム中に利用する事が多くなっており、EAはその先頭をきったパブリッシャーです。ゲーム開発の規模が拡大して業界外との関係を深めていく傾向が強くなっていますから、今後もこの種の問題が発生する可能性は高いと言えるでしょう。

《土本学》

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