Wiiでの運動はスポーツの代わりにはならない―英大学研究

体を動かす動作を取り入れたWiiは子供達の肥満防止にも役立つと期待されますが、リバプール・ジョン・ムーア大学の研究グループは実地的な調査の結果、ゲームは肥満防止には役立たず、一般のスポーツの代わりとすることはできないことが分かったと明らかにしました。

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体を動かす動作を取り入れたWiiは子供達の肥満防止にも役立つと期待されますが、リバプール・ジョン・ムーア大学の研究グループは実地的な調査の結果、ゲームは肥満防止には役立たず、一般のスポーツの代わりとすることはできないことが分かったと明らかにしました。

研究は13〜15歳の男の子6人と女の子5人で実施され、全員体重は普通で、定期的にスポーツもゲームも遊ぶという人たちです。調査の前に活動的なゲームとそうでないゲームをプレイしてもらいました。調査の日には、エネルギー消費をモニタリングする特殊なスーツを着て4つのゲームを15分ずつプレイしてもらいます。

最初に被験者は体を動かすことの無い『プロジェクトゴッサムレーシング3』(Xbox360)をプレイしてもらい、5分休んだ後に『Wii Sports』からボウリング、テニス、ボクシングの3つを途中5分を挟みながら15分ずつ遊んでもらいます。合計で1時間のプレイになります。

その結果、1時間辺りのエネルギー消費としてはWiiの方がXbox360よりも60kcalが多かったそうです。ただ、普通にボウリング、テニス、ボクシングをしたときと比べると圧倒的に低いエネルギー消費で、活動的なゲームをプレイした場合とそうでない普通のゲームをプレイしたときの消費は2%しか差が無かったということです。

子供に必要な運動量をゲームで補うことはできず、普通の運動もすべきだと調査では述べています。

《土本学》

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