DSのワイヤレス通信はRF Micro Devices, Inc.の技術を利用

ニンテンドーDSはワイヤレス通信を標準でサポートしていますが、その技術は米国のRF Micro Devices, Inc.(以下RFMD)のものを利用していることが明らかになりました。同社はDSに利用される802.11WLANトランシーバーの生産を既に開始していて、出荷も始めたとのことです。

任天堂 DS
ニンテンドーDSはワイヤレス通信を標準でサポートしていますが、その技術は米国のRF Micro Devices, Inc.(以下RFMD)のものを利用していることが明らかになりました。同社はDSに利用される802.11WLANトランシーバーの生産を既に開始していて、出荷も始めたとのことです。

ワイヤレス通信の機能をオンにすることで、無線の届く範囲内にある他のニンテンドーDSと対戦をしたり、本体に内蔵されてあるメッセンジャーソフト『ピクトチャット』を使ってメッセージや絵をやり取りすることが可能になります。

任天堂開発技術部の岡田智部長は「RFMDの電力消費の少ないワイヤレス装置によって任天堂は低コストでニンテンドーDSにワイヤレス技術をサポートすることができました。開発者達は標準装備されたワイヤレス通信によって、ニンテンドーDSの魅力を一層高め、過去には不可能であった豊富な種類のゲームを実現するでしょう」とコメントしています。

RFMDのプロダクトディレクターのKris Rausch氏は「私達は世界のゲーム産業の主導企業である任天堂と共に仕事をすることにとても興奮しています。また、コストやサイズや消費電力などの面で優れたWLANトランシーバーの成功が緒についたことをとても嬉しく思います。様々な電子装置がこの種の特徴をサポートするようになる上でこの競走上の優位は顧客を増加させています」とコメントしています。

RFMD副社長のFrank Morese氏は「世界のユーザーを乗せた優良顧客リストに任天堂を加えることができてとても嬉しく思います。世界の主要なゲームメーカーの1つであり、私達に貴重な成長機会をもたらしてくれるでしょう」とコメントしています。

《土本学》

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