【インプレッション】ドンキーコング ジャングルビート(GC)

リメイクを考えなければ、『ドンキーコング』シリーズ久々の2Dアクションとなった『ドンキーコング ジャングルビート』は、"タルコンガ"をつかってプレイする新感覚アクションゲームです。少し前に『コンガ2』の店頭体験版に、『ジャングルビート』のE3バージョンが一緒に収録されていたので、すでにプレイしたことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。10月10/11日にとしまえんで開催された"トイザラスカーニバル"での新しいバージョンを体験できましたので、レポートしたいと思います。

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リメイクを考えなければ、『ドンキーコング』シリーズ久々の2Dアクションとなった『ドンキーコング ジャングルビート』は、"タルコンガ"をつかってプレイする新感覚アクションゲームです。少し前に『コンガ2』の店頭体験版に、『ジャングルビート』のE3バージョンが一緒に収録されていたので、すでにプレイしたことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。10月10/11日にとしまえんで開催された"トイザラスカーニバル"での新しいバージョンを体験できましたので、レポートしたいと思います。

操作方法はユニークかつ単純です。タルコンガの右をたたけば右に進み、左をたたけば左に進みます。両方たたくとジャンプでき、手をたたくと(あまり音を出したくなければコンガの端をたたくでも可)、いろいろなアクションが出来ます。操作はこれだけです。つまり、よくわからなければ、とりあえずコンガか手をたたく、で何とかなります。この操作方法は非常にユニークで面白く、すぐ慣れることが出来るとはおもいます。ただ、普通の十字キー+Aボタンでは簡単に行うことが出来た動作が、少しやりづらくなっている面も否定できない気がします。たとえば、ボタンであれば"→+A"と押すであろう動作をしたいとき、コンガだと少しやりにくい(ジャンプと移動で叩くところがダブっているため)ように感じました。これは、操作の特性上仕方がないようにも思います。

コースでは、輝く果物(?)までたどりつくとゴールになっています。その後、連打で大量のバナナがゲットできる5秒ほどのミニゲーム(?)があります。それが終わるとリザルト画面となり、
・クリア時間
・ステージでとったバナナの数
・トータルのバナナ数
が表示されます。これを何度か繰り返した後、ボスバトルとなります。バナナの数ががそのまま自分のHPになり(バナナ200以下の場合HP200)、敵コングと殴りあいバトルをします。倒すとステージクリアとなります。

プレイしていて一番素晴らしかったのはスピード感でした。たとえば、"ゴール→連打ミニゲーム→リザルト→次"という流れは、一見面倒そうですが、息つく暇もなくつながっているので、非常にスピーディーで面白いものでした。
コースにおいても、コングを投げ飛ばしてくれるサルや花、ゴムののようになっていて高くジャンプできる足場、大きな敵を連打で倒していく爽快感など、テンポのよさは相当なものです。水牛に乗って爆走するコースもあり、その途中では、スキーのジャンプ台のようになっている箇所があり、ジャンプの飛距離に応じてバナナポイントがはいるような場所もありました。泡の中に入って上って行ったり、毛皮(?)につかまってゆっくり下降したりといったギミックもいろいろです。

また、基本的にゲームオーバーとなるところがあまりないように見えます。それはただ簡単なゲームだという意味ではなく、初心者でもクリアする程度なら可能だ、という意味です。やりこんでいけば「すべてバナナを取る」、「最速タイムにする」、はたまた「音楽にあわせてプレイ」(可能か?)など、"美しくクリアする"ことが目標になっていきそうです。"トイザラスカーニバル"でのプレイ中でも、「ああ、ここはこうやると美しいんだろうけど、うまくいかないな」という部分が結構ありました。やればやるほど美しくかつスピーディーなプレイが楽しめそうです。そういった部分の懐の深さはさすがという感じです。

"タルコンガ"で操作する、ということを存分に生かした、テンポよく爽快感がある作品になりそうです。連打しているだけで楽しい。期待大です。そういえば、おなじみの"タル大砲"が(E3バージョンと同じく)見当たりませんでした。あるんでしょうかね・・・?

《土本学》

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