【インプレッション】だれでもアソビ大全(NDS)
パーティーゲームのソフトはゲーム機にはつきものですが、ニンテンドーDSにもパーティゲームの定番となりえるソフトが発売されました。それが、この「だれでも遊び大全」です。
任天堂
DS
合計で42種類ものゲームが楽しめますので、1ゲーム100円以下と言う見方もできるかと思います。ゲームの内容は、ブラックジャック・大富豪・スペードといった、定番のトランプゲームが20種類。将棋・五目並べ・チェスといったボードゲームが10種類。ダーツ・ボウリング・ことばさがしといったバラエティゲームが12種類になります。
一人で遊べるモードは3種類。「フリープレイ」は名前の通り、自分の好きなゲームを選んで好きなだけ遊べるモードです。スコアもちゃんと記録されるようになっています。しかし開始時点では、全てのゲームが「フリープレイ」で遊べるわけではありません。
こういった遊べないゲームは「スタンプラリー」のモードをクリアしていくことによって、追加されます。スタンプラリーは順番に様々なゲームをクリアしていくモードです。こちらは一つのゲームをクリアするためには、3つのスタンプを集める必要があります。貰えるスタンプの数はゲームの順位によって決まります。最下位でも1個は押してもらえるため、ずっと同じゲームを遊ばなければいけない、というストレスはなく、最高でも3回チャレンジすれば次のゲームに進めるようになります。
最後のモードは「チャレンジ」モードです。こちらは遊べるゲームによってお題があり、それをクリアしていくという内容です。挟み将棋で「一枚もとられるな」とか、おはじきゴルフで「ホールインワンをする」とか、リバーシで「ぜんぶあいてのコマ」などバラエティが豊富です。
様々なモードをクリアしていくと、背景の色や自分を示すアイコン、ゲーム内のデザインがかえられるなど、ゲーム以外にも「集める」要素が数多くあり、更に長く遊べます。
ゲームですが全て操作はタッチペンで行います。言い換えれば、十字キーとボタンでの操作はほとんど出来ないので、電車の中で遊んだりするには若干慣れが必要です。それぞれのゲームが面白いか、面白くないかは個人的な趣味があると思いますが、個人的なオススメとしては自分の好きなひらがなを選んでいき、隠された言葉をあてる「ことばあて」や定番の「だいふごう」などは長く楽しめると思います。
ゲームは様々なローカルルールが設定できたり、ルールの説明が非常によく出来ていてゲーム中にも確認できたり、コンピューターの強さも変えられたりと細かいところまで行き届いた内容となっており、遊んでいて非常に爽快です。
複数人で遊ぶモードもオススメです。定番の通信対戦は一人でもDSソフトを持っていれば全員でゲームを楽しむ事ができます。またゲームの途中でチャットも自由に行え、全員にメッセージを送ったり、特定の個人だけ送るという事もできます。
また、もう一つの目玉として、他のDSに「ゲームをあげる」事ができます。あげられるゲームは一つのみでDS本体の電源を切ると消えてしまいますが、ダウンロード配信のようにゲームをあげられるのは、ユーザーを増やすのには非常によい方法だと思います。
個人的には麻雀が入っていないのは残念でしたが、それ以外に関しては文句のつけようもなく、一人でも大勢でも長く楽しめるソフトです。
《りゅか》