【インプレッション】大玉(GC)

恵比寿ガーデンプレイスにある「東京都写真美術館」で実施されている「文化庁メディア芸術祭」に出展している『大玉』をプレイしてきました。今回はそのプレビューを書きます。残念ながら撮影不可でしたので、ゲーム画面に関しては任天堂のサイトをご覧下さい。

任天堂 その他
恵比寿ガーデンプレイスにある「東京都写真美術館」で実施されている「文化庁メディア芸術祭」に出展している『大玉』をプレイしてきました。今回はそのプレビューを書きます。残念ながら撮影不可でしたので、ゲーム画面に関しては任天堂のサイトをご覧下さい。

内容としてはピンボールのゲームですが、ただのピンボールゲームではありません。自分達の軍の兵士が画面下におり、相手の兵士が画面の上のほうにいます。クリアの条件は画面上部に見える扉に「釣鐘を持った兵士」(ゲームの下画面に登場)をたどり着かせることです。いきなりぶっちゃけてしまいますが、アーケードで稼働中の「三国志大戦」にゲームの構成・クリア条件や雰囲気が近いです。

ピンボールのボールは豆粒サイズの兵士より何十倍も大きく、ボールが兵士の上を通ることでどんどん倒されていきます。敵も味方もあっけなくつぶされるので気をつけてください(笑)しかし兵士はどんどんわらわらと復活し、フリッパー(ピンボールを打つ左右一対にあるやつ。ちなみにLとRで操作します)のところから再度出陣させることができます(こちらはZボタンで行えます)

ボールはただ兵士をやっつけるためにあるわけではありません。任天堂のサイトに掲載された一番上の画面をご覧下さい。こちらのエリアが今回体験したエリアの一つなのですが、真ん中を横切る川の右側に水門があるのがわかるかと思います。ここにボールをぶつけることによって、水門を開けたり・閉じたりすることが出来ます。水門が開いていると、水流が流れ兵士がどんどん流されていってしまいます。こういったユニークなしかけは他のステージにも数多くあるので、遊んでいて非常にわくわくします。またステージによっては、櫓や土嚢など様々な障壁が出てきますが、これもボールで破壊することができます。

ピンボールの部分を話してきましたが、要素はこれだけではありません。実は兵士に音声で指示を出せるのです。これが非常に重要な要素となっており、ステージクリアには不可欠となっています。兵士達には移動の方向の指示を出せるほか、指定の場所に集めたりすることもできます。ステージによっては、画面上部の扉にたどり着く方法が複数あるので、迂回路をとらせるために指示をする事も重要です。

他にも兵士を生き返らせるアイテムを発射したり、十字スティックで画面の傾きを若干変えたりととにかく忙しいゲームです。ステージごとに仕掛けが非常に良く考えられており、グラフィックも美麗。いままでのピンボールゲームのイメージを大きく変えるよう内容となっています。個人的には非常に面白かったので購入し、GCの前で「前に進め!」「集まれ!」と叫びながら遊びたいと思います。

《土本学》

【注目の記事】[PR]

関連ニュース