【プレビュー】世界樹の迷宮(NDS)

任天堂 DS


最近、ストーリィを楽しむことに重きを置かれたRPGが増えてきました。もちろんその様式を否定するわけではありませんが、もっと骨太でやりこみ甲斐のある古き良きRPGもたまにはプレイしたいと思いませんか?そんなあなたにこそお届けしたい、アトラス発ダンジョンRPG『世界樹の迷宮』を紹介したいと思います。

ストーリィ

緑に囲まれた肥沃な大地…。
とある地方にエトリアという名の小さな街があった。

何の変哲もないその小さな街はある年の発見を境に大陸で最も有名な都市となる。
「世界樹の迷宮」
エトリアの街外れで発見された巨大な大地の裂け目。
地の底まで続こうかという深淵を思わす巨大な地下樹海の迷宮…。
━━━そこには、全てがあった。
名も知らぬ草花が不可思議な果実をつけ
見たこともない獣たちが徘徊するその森には、莫大な財宝が眠っていた。
エトリアの迷宮の噂を聞いたものは老いも若きもみな、その樹海を夢見るようになった。
富、名声、権威…。
そして何よりも、飽くなき冒険心を満足させるだけの樹海。
それは、死と隣り合わせの冒険に、自らを投げ出すに値するものだった。
今日もまた、一人の若者がエトリアの門をくぐる・・・



シンプルかつ明確なゲーム性

このゲームの目的は、ただひたすら1つのダンジョンを潜り、お宝を集めたり、新しい道を踏破して、最下層で樹海の真実に到達することです。そのひたすらにダンジョンへ潜るという、ある種RPGの原野ともいえるゲーム性をより高めるのが、このゲーム最大の特徴であるマッピング機能です。イベントが起こった箇所、宝箱を見つけたところ、階段の位置、このようなダンジョンにおける様々な出来事を下画面のマップに詳細に記し、自分だけのオリジナルな攻略情報を作成することが出来ます。



歯ごたえのある戦闘

やはりRPGの根幹といえば探索、そして戦闘です。本作における戦闘はターン性のコマンドバトルを採用しています。バランスはさすがメガテンのアトラスと言いますか、気を抜くと即死するような骨太バランスになっています。また、各キャラクタのスキルによる戦術が、レベルやステータス以上に重要になっており、本作ではメガテンの枠を外し、本当に新規のRPGとしてクセの強いスキルを大量に導入して、戦闘の幅をぐっと広げています。


様々な職業

本作では各キャラクタが職業を有しており、その職業の組み合わせによってパーティの戦い方がガラリと変化します。


冒険者達の拠点

ダンジョンを訪れる冒険者達の拠点となるのが、ダンジョンのほぼ真上に位置するエトリアの街です。治療所や、酒場、ギルド、商店などがあり、冒険者はここで準備を整えてからダンジョンへ出発することになります。









・商店
樹海で手に入れたアイテムを買い取ってくれる。買い取った素材で新商品が並ぶことも。
・酒場
町に住む者達からの依頼(クエスト)を紹介してくれる。


ただひたすらに深みを目指す、おそらく最もRPGらしいRPGと言える作品ではないでしょうか。十人十色の幅広いプレイスタイルが生まれそうな本作、久しぶりにやりがいのあるRPGがプレイできそうです。何よりもやりこむのに最適な携帯ゲームとしての発売が嬉しい限りですね。

『世界樹の迷宮』がアトラスから\4,980円で今秋発売予定。秋の夜長にオススメの一本です。

なお、本作のディレクタである新納さんへインタビューする機会を得ることが出来ました。コミュニティ『インタビューを助けて』内のトピックで質問を募集しています。是非聞いて欲しいという質問がありましたら投稿よろしくお願いします。

《ヤマタケ》

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