斎藤氏が『大玉』のWii試作品を披露

4日まで恵比寿の東京写真美術館で開催された文化庁メディア芸術祭にて、10周年記念シンポジウムとして開催された「進化するデジタル技術 拡大するゲーム市場」で講演したビバリウムの斎藤由多加氏は、ゲームキューブで発売された『大玉』をWiiのリモコンに対応させた試作品を披露したそうです。

任天堂 Wii
4日まで恵比寿の東京写真美術館で開催された文化庁メディア芸術祭にて、10周年記念シンポジウムとして開催された「進化するデジタル技術 拡大するゲーム市場」で講演したビバリウムの斎藤由多加氏は、ゲームキューブで発売された『大玉』をWiiのリモコンに対応させた試作品を披露したそうです。

元々はマイクによる音声認識を使っていたものを、「Wiiリモコンでジェスチャーを使って入力させたらどうなるかという実験のために作った」ものだそうです。もちろん現時点ではWiiで本格的に開発される予定はありませんが、何か面白いものになれば是非とも期待したいところです。

斎藤氏はインターフェイスの重要性について「見せる部分ばかりが進化してきて、ユーザーが入力する聞くの部分があまり進化していないと思うんですよ。どのハードも、Aボタン、Bボタンに十ボタンという同じインターフェイスで変化がなかった。でも、たとえばピアノを弾きたい人はAボタンとBボタンで同じ音が出せるとしても、やっぱりピアノを弾きたいと思うでしょう。入力をマイクにしたり、太鼓にするだけでとたんにおもしろくなるゲームがあるんです」とコメント。

ただ「ニンテンドーDSが出たとき、クリエーターの発想が凝り固まっていて、ダブルスクリーンを活用するアイデアが出ないと任天堂さんがぼやいていたことがありまして、非常に難しい部分がありますね」ということで、Wiiでも斎藤氏の作品に期待したいですね。

《土本学》

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