退職者の間でWiiが流行る―米シカゴ

米イリノイ州シカゴ郊外にあるリンカンシャーの退職者向け住宅「セッジブルック」の住民の間でWiiが流行していると、地元紙シカゴ・トリビューンが伝えています。そこでは今までゲームを遊んだこともなかったような、平均年齢77歳のおじいちゃん/おばあちゃん達がゲームを楽しんでいて、先日には『Wii Sports』のボウリング大会も催されたそうです。

任天堂 Wii
米イリノイ州シカゴ郊外にあるリンカンシャーの退職者向け住宅「セッジブルック」の住民の間でWiiが流行していると、地元紙シカゴ・トリビューンが伝えています。そこでは今までゲームを遊んだこともなかったような、平均年齢77歳のおじいちゃん/おばあちゃん達がゲームを楽しんでいて、先日には『Wii Sports』のボウリング大会も催されたそうです。

Wiiは昨年のクリスマスからラウンジに置かれているそうで、「よくディナーの後に集まって遊んでます。日曜の午後なんかには時々、孫と一緒に遊ぶこともあります。最初はみんな子供たちに教えられてたものですが、最近じゃみんな、逆に教えることもあるくらいです」と72歳のFlora Dierbach氏は話しています。

先日『Wii Sports』を使ったボウリング大会が行われ、20名が参加したそうです。初代の優勝者となったDon Hahn氏(76歳)は「ほんとにリアルでした。昔ちょっと『パックマン』を遊んだことはあるけど、これは実際に動き回ってスポーツをしてるようです。イスに座って手先を動かすだけのものとは違いますね」と話しています。Hahn氏は実際のボウリングも相当な腕前だそうで、『Wii Sports』の、本物でうまい人がゲームでもうまい、というのを実証するものですね。

WiiやWiiリモコンは今までゲームをしたことのない人、ゲームに関心のない人にも恐れず、プレイしてもらおうというコンセプトとして開発されたそうですが、その成果が上がっていることを示す一つの話だと思います。継続的に体を動かすのは健康にも良いことですし、何よりも70を超えるような人たちも同じゲームを楽しめる、というのは凄い事だと思います。

《土本学》

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