トップブリーダーが作ったオンライン「ドッグライフ」ゲーム『Soundness』発表

ビジュアル・ファーストは6月27日、犬を飼って暮らすオンラインゲーム『Soundness(サウンドネス)』のβテスト開始を発表しました。このβテストはゲーム内のプロモーションに関係する参加者のみを対象としたサービスです。一般公開は1か月後の7月27日を予定しています。

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ビジュアル・ファーストは6月27日、犬を飼って暮らすオンラインゲーム『Soundness(サウンドネス)』のβテスト開始を発表しました。このβテストはゲーム内のプロモーションに関係する参加者のみを対象としたサービスです。一般公開は1か月後の7月27日を予定しています。

ビジュアル・ファーストは流通・販売関連の業務ソフトを手がける一方で、犬の飼育・展覧会・記録管理システムを開発販売しています。これは社長の渡辺浩氏が15年にわたってブリーダーを続けており、ボーダー・コリー種では日本でトップクラスの実績をもつことに由来しています。渡辺氏はオンラインゲームに参入するにあたり、「主に女性層にターゲットを絞り、リサーチを続けた結果、ペットを飼いたい、育てたいという需要があることに注目した」とのことです。ゲームタイトルの『Soundness』はドッグショーで良犬として必要な要素のひとつです。「臆病でも攻撃的でもなく、骨格や筋肉が整っていて、精神的にも肉体的にも健康な状態である」という意味です。



トップブリーダー経験のある渡辺浩社長


『Soundness』は基本料金が無料のMMORPGです。プレイヤーは4種類のキャラクターを選び、180種類の犬種から生後3か月の子犬を選びます。プレイヤーにはゲーム開始当初から部屋「ホーム」が与えられ、1.2キロメートル四方のバーチャルな街を中心に犬との暮らしを楽しみます。実際の犬と同じようにしつけ、散歩をし、他のドッグオーナーとコミュニケーションしていきます。また、システム側では花火大会や盆踊り、ドッグスポーツ大会などさまざまなイベントを用意するとのことです。『Soundness』は今後アメリカなど海外展開も予定しており、ドッグスポーツの世界大会も構想されています。

180犬種から好きな犬を選べるドッグスポーツはメインイベントのひとつ


そのほかにアトラクションとして、犬と狩りに出かけるフィールドやダンジョンが用意されています。狩りでは猟銃を持って鳥を撃ち、犬に獲物を捕らせてパートナーシップを深めます。ダンジョンでは愛犬を連れて魔物を退治しにいく、といった冒険も楽しめます。この時は愛犬も武器や防具を装備し、変身して闘うこともできるそうです。

ハンティングは愛犬との絆を深めるなんと愛犬とダンジョンで冒険ができる!?


ペットライフを楽しむ仕掛けとしてショップがあります。ショップにはゲーム内アイテムを販売するショップと、実物のペットグッズを購入できるショップがあります。本物の犬を飼っている人も、このゲームに参加することでバーチャル空間で買い物ができるというわけです。また、プレイヤーがゲーム内アイテムを作って販売する機能も用意されます。犬にオリジナルの服を作ってあげる機能があり、その服を他のプレイヤーに販売できます。音声チャットを使って、値段の交渉をしたり、売買をきっかけとした仲間作りもできます。これはゲーム内通貨で行われるため、実際のお金で売ることはできません。

犬との暮らしに癒される……ショップでは実物のペットグッズも買えるようになる


ドッグライフのリアリティを持たせるため、犬にはDNAのパラメータを持っています。成長させて交配すると、親犬の属性を受け継いだ子犬が生まれ、血統書を発行できます。ただし、リアルではないこととして、24時間で3日間が経過するというスピードや、犬が死なないことなどが挙げられます。犬は飼い主と一緒にずっと生活できます。

『Soundness』のユニークな点は「モラル」というステータスがあることです。プレイヤーがゲーム内でモラルに反する行動を取るとモラル値が下がり、限度を下回った場合は一切の操作ができなくなってしまいます。このシステムによってゲームに社会性を持たせて、誰もが安心してゲームを楽しめるようにしています。

3Dの美しい風景は季節に応じて変化していきます。犬との暮らしに癒されたい人、ブリーダーとして活躍したい人、ペットビジネスを実践したい人。犬好きな人にとって、トップブリーダーが作った犬好きのためのドッグライフゲーム、『Soundness』の一般公開が待ち遠しいですね。あなたはどんなドッグライフを楽しみますか?

《杉山淳一》

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