ガレージ・ゲームス、「WiiWare」にも使えるゲームエンジン「Torque for Wii」を発表

英国のガレージ・ゲームスは、6月に開催された任天堂デベロッパーカンファレンスで最初に紹介された「Torque for Wii」をWiiデベロッパー向けに提供を開始すると発表しました。これはガレージ・ゲームスのゲームエンジン「Torque Game Engine」にWiiコントローラーのフルサポートを加えたもので、ディスクで販売されるゲームにも、ダウンロード専用ゲームにも利用できる形になっているそうです。

任天堂 Wii
英国のガレージ・ゲームスは、6月に開催された任天堂デベロッパーカンファレンスで最初に紹介された「Torque for Wii」をWiiデベロッパー向けに提供を開始すると発表しました。これはガレージ・ゲームスのゲームエンジン「Torque Game Engine」にWiiコントローラーのフルサポートを加えたもので、ディスクで販売されるゲームにも、ダウンロード専用ゲームにも利用できる形になっているそうです。

任天堂は先日、旧作に限らないゲームを「Wiiショッピングチャンネル」からダウンロードできるサービス「WiiWare」を発表しましたが、ガレージ・ゲームスによれば「WiiWare」向けゲームへのライセンスは非常に価格が抑えられていて、低価格で提供されるゲームでも十分に利用できる内容になっているそうです。

Wiiリモコンのフルサポートに加えて「Torque for Wii」はネットワークを通じてマルチプレイヤーのサポートなどのゲームエンジンとしての機能に加えて、強力なグラフィックエンジンも提供し、メッシュレンダリングやキャラクターやシェイプアニメーションの描写、屋内/屋外での環境描写などがサポートされるそうです。

「どんなゲームデザイナーもWiiを使った面白いゲームのアイデアを持っているはずだと思います。このTorque for Wiiは、そんな開発者が、ゲームの基礎的なテクノロジーの開発ではなく、質の高いゲーム体験を構築することのみに集中させることを可能とします」とガレージ・ゲームスのジョッシュ・ウィリアム氏は述べています。

「Torque for Wii」はプロント・ゲームスが開発中のWii向け『The Destiny of Zorr』に既に採用されているということです。

《土本学》

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