今どきゲーム事情■杉山淳一:『negitaku』5周年!〜市井のジャーナリスト、Yossy氏に聞く〜

■日本のEスポーツの宝『negitaku』

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今どきゲーム事情■杉山淳一:『negitaku』5周年!〜市井のジャーナリスト、Yossy氏に聞く〜
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公私ともに多忙なYossy氏が、今後もnegitakuを“開発”し続けていくと宣言してくれました。私はこの言葉にとても安心しました。実は、Yossy氏は2005年の『サイト3周年』という記事でこんなことを書いていたからです。



次の目標は4年、5年と続けていくことかというとそうではなく、このサイトがなくなっても何の影響もない状態を作っていくことかなと思っています。ずっとサイトの更新ができればよいですが、そうもいかない時期がくる可能性は否定できないので、それに備えておく必要があります。



サイト3周年 http://www.negitaku.org/news/5195/ ※クリックで拡大画面を表示
 

企業が運営するサイトなら、担当者を交替させて永続的に運営できます。しかし、Yossy氏が運営するnegitakuは、Yossy氏が引退したら終了です。つい最近も老舗の有名サイト『カウンターストライクスクール』が消滅して大騒ぎになりました。プロバイダのトラブルということで再開と聞き安心しました。もし、negitakuがなくなったらどうするか。影響力の大きいサイトの管理人だけに、Yossy氏はサイト消滅後の未来も考えているようです。

しかしこれはYossy氏の引退宣言ではありません。negitakuがなくなっても何の影響もない状態、それは、誰もがEスポーツを認知し、さまざまな人がいろいろな場所からEスポーツ情報を受け取り、自らも発信できる状態だと言えるでしょう。つまり、Eスポーツが日本にしっかり普及した状態です。Yossy氏はその状態を作る、と宣言していたのです。そう考えると、negitakuに搭載されたコミュニティ機能や今後開発される新機能の意図もわかってきます。ゲームプレイヤーが活発に交流し、強く結びつき、日本にEスポーツやプロゲーミングの文化を根付かせること。そこからnegitakuの精神を継承したサイトがたくさん生まれることになるでしょう。

それまでは、いや、それからもnegitakuは手本として頑張っていただきたいと思います。negitaku10周年、20周年のインタビューもやってみたい。その時、日本のEスポーツがどうなっているのかも楽しみです。


negitaku.org 5周年 http://www.negitaku.org/news/8264/ ※クリックで拡大画面を表示
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《杉山淳一》

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