【TGS2007】A連打という幸せ。DS『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』

あの「ゲームセンターCX」が本当にゲームになってしまいました。フジテレビ721で放映されている人気番組をゲーム化した『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』。TGS2007のバンダイナムコブースの裏のほうに展示されていました。

任天堂 DS
あの「ゲームセンターCX」が本当にゲームになってしまいました。フジテレビ721で放映されている人気番組をゲーム化した『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』。TGS2007のバンダイナムコブースの裏のほうに展示されていました。

有野課長がレトロゲームに四苦八苦しながらクリアを目指す「有野の挑戦」が番組のメインコーナーということもあり、レトロゲームを題材にした内容になっています。突然80年代に飛ばされた少年(プレイヤー)と、少年時代の有野が出会い、その当時のゲームをクリアしていく、という流れです。

といっても、登場するのは本物のレトロゲームではありません。シューティングゲーム「コズミックゲート」、横スクロールアクション「からくり忍者!ハグルマン」など、古臭くて、どこかで見たことがあるような「ゲームソフト」が複数登場します。しかし、単純にそれらのゲームをプレイするわけではありません。ゲーム魔王「アリーノー」からそのソフトに関する様々な指令が与えられるので、その課題をクリアしていくことになります。

各ソフトには「説明書」もついていますが、先に読むか後で読むかはお好み次第です。また、「ゲームソフト」に加え、「ゲーム雑誌」も手に入れられます。時間がなくてチェックはできなかったのですが、恐らく攻略法や裏技などが載っているんじゃないでしょうかね?、ゲームをクリアしていくと、時代が進み、パワーアップした続編が登場する、というような要素もあるそうです。

さて、私はその「ゲームソフト」の中から「スタープリンス」という、往年の縦スクロールシューティングを模したゲームをプレイしました。十字キーで移動し、Aボタンで弾を発射するのがもちろん基本です。Bボタンでバリアを張ることができ、相手の弾を3つ防ぐとカウンター弾を撃てる、というのもあるみたいです。与えられた指令としては、「ステージ1の中ボスを倒せ」、「残機を1つ増やせ」といったものがありました。これらをクリアしていくと、有野少年が連射コントローラを買ってきて、Yが連射ボタンとして使えるようになる、といった展開もあって、思わず「そ、そうくるか・・・」と唸ってしまいました。

上画面がゲーム画面で、下画面には少年2人(プレイヤーと、有野少年)の姿が映っています。プレイ中に有野少年のボイスも時々あったと思いますが、何しろ会場はいろいろとうるさいので、何を言っているのかはちょっと聞き取れませんでした。「くぐれ!」とか言ってもらえると楽しそうですが、どうなんでしょう?

やはり印象深かったのは、この「ゲームソフト」のレトロゲームっぽさ。Aボタンを必死に連打して弾を打つのは、ちょっとした幸せでした。懐かしのゲームそのものではないものの、「ああ、こんな感じだったよなあ」と思えるポイントを上手く突いてあると思います。「CX」の視聴者の方には、昔からゲームを遊んでいた方がたくさんいらっしゃると思いますが、そういう方が思わずニヤついてしまうように作られている感じです。「新しいレトロゲーム」の誕生に期待します。

DS『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』は11月15日発売予定で、価格は5040円です。ちなみに、開発を担当しているのは、GBA『千年家族』・DS『しゃべる!DSお料理ナビ』・DS『おしゃれ魔女ラブ&ベリー』を手がけたインディーズゼロです。

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