イベントの第二部は、KDDI auサービス企画部長・竹之内剛氏が加わり、携帯ゲームの未来についての話題に移りました。進化が著しい携帯電話について水口氏は、「ケータイの進化はとても早く、カラー表示になったかと思ったら3D表示ができて、いまじゃ音楽ダウンロードも珍しくない。いったいどこまで進化するのか?」と竹之内氏に話を振ると、竹ノ内氏は「そうですよね。でも、今後も進化は止まりません。この冬からはMSN7500というチップが登載されて、グラフィックの処理が大幅にパワーアップします。現状のものよりも、体感的に10倍以上は速くなりますよ。水口さんが得意な音も、サウンドチップのバージョンアップによって音質がよくなります」と、新型端末をアピールしました。
このコメントを受けて久保さんが「で、具体的にはどのようになりますか?」と質問すると、竹之内氏は「わかりやすく説明すると、いままでゲームを遊んでいる最中にメールが着信したら、いちいちゲームを終了させなければならなかった。でも、今度はゲーム中にメールの確認もできます。」と一般ユーザにも利便性が高くなる一例を挙げました。
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続いての議題は、「コンセプトケータイについて無責任に語ろう」という内容に移りました。水口氏も久保さんも気になっているというiPhoneについて、竹之内氏は「いままでは弊社が提供しているEXILIMケータイやウォークマンケータイなど、携帯電話に特別な機能をプラスさせていた時代。でもこれからは、ある端末に無線機能をつけるのもアリなんだと思う。iPhoneがまさにそれですね。あれは、iPhoneという端末に、無線機能をつけたモノなんだと思います。」とコメント。続けて竹之内氏は、「一昨日発表しましたWiMAXという新しいネットワーク技術は、これから免許の申請をさせてもらうものです。40〜50Mbpsのスピードを実現できますが、ギガ単位の実力を持っています。免許を一緒に申請するのは、京セラさんやインテルさんなど。また、JRさんには基地局として活躍してもらえそう」と、もうすぐやってくる明るい未来について展望を語りました。
水口氏が「大容量のコンテンツもらくらくダウンロードできるんですね!」と期待感を表すと、竹之内氏は「こんなに大掛かりなプロジェクトですが、果たしてKDDIはそこまでお金を持っているのか? それはご心配なく。我々には東京三菱UFJ銀行と大和証券さんがついていますからね。では、なにが足りないのか? そうです! コンテンツを作る人が必要なんです!!」と、水口氏を見てにこやかにコメントしました。
■ケータイの形はどうなるのか?