イベント観戦、デコパソ見物、スポンサーブース体験などで忙しく、自分のPCで遊ぶ時間はほんのわずか。土曜日はDHARMA TACTICAL MOUSEを借りて『CRYSIS』のインターネット対戦を小一時間楽しんだだけ。こんなことなら金曜日の準備日から参加して、先に遊んでおくべきだったと悔やみます。それでも日曜日の朝は、Eスポーツ記者仲間のKさんと『シド・マイヤー レイルロード！』で対戦しよう！と約束。朝イチから対戦を始めました。
「シド・マイヤー レイルロード！」は鉄道経営をテーマとしたシミュレーションゲームです。しかし対戦モードがあり、同じマップ上で路線網を広げるライバルと利益競争を繰り広げ、相手の株式を買収すれば勝ち。日本でもそこそこ売れたはずですが、対戦プレイ人口は皆無という状態。しかし、FPSゲーマーのKさんとEスポーツライターの私は、どちらも別のWebメディアで「シド・マイヤー レイルロード！」のレビュー記事を書いていました。それならどっちが強いか決着を付けよう、というわけです。
マップはフランス。ゲームを開始したところ、Kさんは旅客と郵便の需要と供給が揃ったボルドーが本拠地。すぐ北に同じ規模のナントがあり、両都市を結べばいきなり利益を上げられる状況です。私の本拠はボルドーの東のとなり街トゥールーズ。本拠どうしが接近しています。しかしトゥールーズは薬の需要のみ。ここに薬を持ってこないと売上が出ません。薬を持ってくるためには、羊牧場のある村から化学工場のある町まで硝石を運び、そこで生産された薬をトゥールーズへ運ぶ必要があります。不利です。困った。
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ボルドーはワインの産地のはずなのに…※クリックで拡大画面を表示 |
そこで私はまず自己保有株式を売却して資金を得て、まずはトゥールーズからKさんの本拠地ボルドーへ線路を敷きます。Kさんの線路を横切ったため、Kさんの南下を阻止しました。私はボルドーから南下し、長大なトンネルを掘ってバルセロナへ。ボルドーから旅客列車を走らせて収益の安定を図ります。一方、その間にKさんは北方面に長大な路線網を築きました。豊富な資金源を背景に、大都市のパリを路線網に組み込みました。
これは手強い！ しかし、私にも望みはあります。南の大都市バルセロナには兵器の需要があります。兵器は運賃が高いので儲かる。そしてボルドーには兵器工場があり、Kさんが鉄鋼を持ち込んでいるおかげで、大量の兵器が作られています。しかも、Kさんの地域には兵器の需要がありません。これは兵器輸送で巻き返すチャンス！…という、序盤の10分ほどでマシントラブルが発生しゲームは中断。再試合をしようにも、メインステージでイベントが始まる様子です。Kさんと私はゲームのライバルから仕事のライバルに切り替える必要がありました。うーむ、この決着は次のBIGLANか。いや、待てないな。というわけで、近いうちにインターネット対戦をする約束をしました。
BYOCの参加者には、私たちのように「BIGLANで対戦し、その余韻をインターネット対戦で、あるいは次のBIGLANで」と約束した人も多かったのではないでしょうか。BIGLANの帰りに次の対戦の約束をする。そんなふうに対戦の楽しさがずっと続くといいですね。BIGLANがきっかけで仲間が増える。仲間が仲間を呼ぶ。そんな雰囲気がBIGLANの楽しさです。
次回はいつかわかりませんが、これからも参加したいと思います。また参加していない人も、次回の告知が始まったらぜひ検討してください。
