CRI、声質を変えずに再生速度を変えられるDS向けミドルウェアを発表

ゲーム開発者向けの各種ミドルウェアを提供するCRI・ミドルウェアは、音声の音質を変えずに再生速度を速くしたり、遅くしたりすることを可能にするリアルタイム音声処理技術「C-TST(CRI Time Stretch Technology)」を開発し、ニンテンドーDS向けの音声再生システム「救声主」の追加モジュールとして提供すると発表しました。

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CRI、声質を変えずに再生速度を変えられるDS向けミドルウェアを発表
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ゲーム開発者向けの各種ミドルウェアを提供するCRI・ミドルウェアは、音声の音質を変えずに再生速度を速くしたり、遅くしたりすることを可能にするリアルタイム音声処理技術「C-TST(CRI Time Stretch Technology)」を開発し、ニンテンドーDS向けの音声再生システム「救声主」の追加モジュールとして提供すると発表しました。



従来の再生手法では再生速度を速くすると甲高く、遅くすると野太くなり、実用的ではありませんでしたが、「C-TST」システムでは音質変化を最小限にし、元々の話し手の声を維持したまま、リアルタイムに再生速度を+-30%に変える事が出来ます。また、CPUの負荷も1%に抑えられているということです。

公式サイトでは実際に再生速度を変えた音声デモを確認することができます。

DSでは英語などの学習や料理レシピなど「非ゲーム」に分類されるソフトが多数リリースされており、音声を使ったナビゲーションも多く採用されています。「C-TST」のシステムを使用すれば、そのような場面で各プレイヤーの好みに合せて再生速度を変える事が出来ます。また、声優を起用したRPGのようなタイトルでも速度を変えられることで、スキップされる場面を少なく出来そうです。

価格は1タイトルあたり44万円(救声主込み)です。

《土本学》

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