韓国ゲーム界で著作権侵害への取り組み、フリーサーバーなどの情報を共有化

韓国のゲーム産業協会とインターネット企業協会は、フリーサーバーなどを取り締まる著作権保護窓口を作成すると発表しました。

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韓国のゲーム産業協会とインターネット企業協会は、フリーサーバーなどを取り締まる著作権保護窓口を作成すると発表しました。

フリーサーバーとは、不法に運営されているオンラインゲーム。流出したサーバープログラムを使い、運営会社以外の組織・個人がゲームを運営するいわば裏営業。運営元が月額制なりアイテム課金でサービスしている横で無料開放する所も多く、被害総額は年間1,500億ウォン(約150億円)を越えているとの説も存在。日本にもこうした裏営業のフリーサーバーが多数存在すると言われています。

著作権保護窓口ではフリーサーバーをはじめとした著作権侵害の情報を共有化。正規の運営会社が必要な措置を講じる助けにするとしています。

ゲーム業界の活性化に欠かせないのが、著作権侵害への取り組み。韓国では、『モンスターハンターポータブル 2nd』を無断でハングル化してネットカフェの会員同士で共有していた事件や、PVで『ファイナルファンタジーVIIアドベントチルドレン(FF7AC)』を盗用した事件など、海外の著作物との摩擦が報じられることも多く、フリーサーバーと共に、海外の著作物への適正化も期待したいところです。

《水口真》

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