「イナズマイレブン クロスメディア プロジェクト発表会〜未来へのキックオフ!〜」が本日開催

レベルファイブは、14日午後より秋葉原UDXにて「イナズマイレブン クロスメディア プロジェクト発表会〜未来へのキックオフ!〜」と題した発表会を開催しました。2007年7月の「LEVEL 5 VISION 2007」で発表された『イナズマイレブン』は、単なるサッカーRPGとして発売されるだけでなく、ゲームを中心にアニメやマンガなど幅広いメディアで展開することが明らかにされています。本日の発表会では具体的な各分野のプレイヤーが登壇し、『イナズマイレブン』という新しいプロジェクトのキックオフがなされました。

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イナズマイレブン
イナズマイレブン 全 85 枚 拡大写真

続いては、クロスメディア戦略を中心となって推進する、小学館キャラクター事業センター センター長の久保雅一氏が登壇します。久保氏はポケットモンスターのメディアミックス展開を大成功させた立役者として知られます。今回は「劇場版ポケットモンスター」で一緒にやってきているOLMがアニメ、「ミニ四駆」「デュエルマスターズ」を成功させた三井物産、そしてコロコロコミックと、「過去一緒にやってきて失敗したことのない布陣で臨んでいる」とコメントしました。

コロコロコミックの佐上靖之氏も登場し、明日発売の6月号に別冊70ページで連載が始まりプロジェクトがスタートすると話した上で、「初陣で勝つか負けるかはとても大切。子供たちと僕達は敵味方ではありませんが、僕達が自信を持って届けるマンガを、面白いと思ってもらえるかという勝負です。編集部一同、やぶのてんや先生も含めて熱を入れて作ったマンガです。是非期待してください!」と述べました。

ゲームのアニメーションと共に、アニメ版の制作に当たるOLMの奥野敏聡氏は「基本的には2Dですが、OLMが得意としている3Dをどう生かすかが勝負。将来的に劇場版にも取り組めるように、しっかりとした作品を作りたい」としました。ゲームのアニメーションを踏襲しながら、スタジアムを3Dで設計するなどの工夫をしていくということです。残念ながらアニメの開始時期については今回は明らかにされませんでした。

最後は三井物産 メディア事業部 映像コンテンツ事業室 室長の森内譲氏で、これまで「デュエルマスターズ」などのカードゲームを成功させてきたノウハウを活かしたカードゲームを開発中であるとしました。現在、デザインは大体固まったところで、ゲームデザインを詰めているところだそうです。

また、発表会では元サッカー日本代表で、現在はJFAアンバサダーとしてサッカーの普及を目指して活動している小倉隆史さんが登場、『イナズマイレブン』プロジェクトの成功を応援しました。「小学校一年生の頃からサッカーをやっていて、当時ブームだったサッカーマンガを見て始める人も沢山いました。そして僕達はマンガのプレイヤーを参考にしながら上達していきました。この『イナズマイレブン』が多くの人にサッカーを親しんで貰えるきっかけになることを期待しています」とコメントしました。



ちなみに小倉さんは少年サッカー団の子供たちに『イナズマイレブン』を遊んでもらったところ非常に好評だったそうです。

このように、ゲーム、アニメ、マンガ、カードゲームと、クロスメディア展開がされていく『イナズマイレブン』ですが、メディアミックスで百戦錬磨の久保氏は「最も大事なのは、各展開がそれぞれ面白く、そして有機的に展開されていくこと」と述べていました。会場ではおみやげとしてマンガの第1回目が配布され、一読しましたが、単なる原作モノではなく、純粋にマンガとして面白い出来となっていました。続いて登場してくるゲームやアニメ、そしてカードゲームも期待するに足るものになっているのではないでしょうか。今後が楽しみです。

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《土本学》

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