宮本茂氏、ゲーム作りのスタイルが変わってきた? 次は『Wii Music』?

任天堂の宮本茂氏がNew York Timesでインタビューに答えています。記事は宮本氏の生まれから、ゲームデザイナーになるまで、そして様々な名作を生み出してきたことなどについて大半が割かれていますが、今後についても少しだけ触れられています。

任天堂 Wii
任天堂の宮本茂氏がNew York Timesでインタビューに答えています。記事は宮本氏の生まれから、ゲームデザイナーになるまで、そして様々な名作を生み出してきたことなどについて大半が割かれていますが、今後についても少しだけ触れられています。

昨年は『Wii Fit』を完成させ、年明けから順次発売されている日本以外の地域でもヒットを飛ばしている宮本氏ですが、最近は昔とはゲーム作りが変わってきたと述べています。

「5年くらい前から作るゲームがちょっと変わってきました。昔は自分の想像力を膨らませて世界やゲームを生み出すというのが僕のやりかたでした。それが5年くらい前から、自分の生活の中でのトピックや興味を、エンターテイメントに変えていくという傾向が強くなりました」

そうして生まれてきたのが『Nintendogs』や『Wii Fit』だったと言えるでしょう。そしてどうも宮本氏の次の作品は『Wii Music』になりそうです。

NYTによれば詳細は夏ごろには明らかになるということですが、宮本氏は「シンプルにフィーリングで音楽を奏でて、それで即興で曲を作れるような体験を届けられれば」と話しています。ゲーム機を楽器として使うという点では『大合奏バンドブラザーズ』という成功例がありますが、『Wii Music』はどのようなものになるのか今から楽しみです。

ちなみに宮本氏はピアノやバンジョーを弾くことでも知られ、ビートルズやラヴィン・スプーンフルといった洋楽がお気に入りだということです。

《土本学》

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