飲酒を推奨する? Wiiウェア『Beer Pong』に各種団体が反対の声

バージニア州の地元紙Fairfax County Timesによれば、WiiウェアでJV Gamesがリリースを予定している『Frat Party Games - Beer Pong』に対して、複数の団体が反対の声を上げているということです。「Beer Pong」は二手に分かれて、テーブルにビールの入ったカップを並べ、交互にピンボールを投げ入れ、入らなかったらそのビールを一気飲みをするという80年代に大学を中心に流行ったゲームです。

任天堂 Wii
Frat Party Games - Beer Pong
Frat Party Games - Beer Pong 全 6 枚 拡大写真
バージニア州の地元紙Fairfax County Timesによれば、WiiウェアでJV Gamesがリリースを予定している『Frat Party Games - Beer Pong』に対して、複数の団体が反対の声を上げているということです。「Beer Pong」は二手に分かれて、テーブルにビールの入ったカップを並べ、交互にピンボールを投げ入れ、入らなかったらそのビールを一気飲みをするという80年代に大学を中心に流行ったゲームです。

地元コミュニティの連合体であるGreater Herndon Community CoalitionのLisa Lombardozzi会長は、ゲームがTeenのレーティング(13歳以上対象)となっていることに疑問を呈しています。「Teenのレーティングは誤りで、JV Gamesに対してゲームのリリースに反対する署名を集める」としています。米国での飲酒可能年齢は21歳からとなっていますが、このゲームは13歳から購入できることになり、好ましくない風習を広めることになるという主張です。

反ドラッグの連合会であるCommunity Anti-Drug Coalitions of AmericaのGen. Arthur T. Dean会長も「Beer Pongは過剰な飲酒を推奨するもので、中毒の危険を増大させ、怪我や病気といったコストを発生させるものである」とコメントしています。

対して発売元のJV Gamesは次のようにコメントしています。「ちょっとおかしな事態です。ゲームはスポーツとしてのBeer Pongを描くものです。テレビ番組の"Cheers"を観たり、ボーリングをやったり、野球を観に行ったりする以上に、飲酒を推奨してしまうようなことはないでしょう」

《土本学》

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