ゲームセキュリティも有料時代へ:安全は買えるのか
ブリザードエンターテイメントコリアは、MMORPG『World of Warcraft』(WoW)において、新セキュリティシステムを導入すると発表しました。
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これは「セキュリティトークン」と呼ばれるハードで、ボタンを押すことで6桁の使い捨てパスワード(OTP)を生成するというもので、既にオンライン銀行では一般的な形式。「セキュリティトークン」は5000ウォン(約500円)の有料販売で、送料と合わせて約800円の費用がかかります。
有料のセキュリティという考え方は日本では馴染みが薄いものですが、『WoW』のキャラクターは価値の高い「金になる」データ。全世界で1000万人のプレイヤー数を誇る『WoW』ですから「金を出してもゲームマネーやアイテムが欲しい」という高いニーズが存在。一般プレイヤーのキャラクターも、パスワードを盗みだしてゲームマネーやアイテムを現金化しようとする魔の手に狙われています。
お金をを払って安全度が上がるのであればプレイヤーとしてもありがたい話な訳で、オンラインゲームの世界にも安全をお金で買うという時代が本格的に訪れようとしているようです。
《水口真》