『MADWORLD』は残虐過ぎる? 英国のロビー団体が反対の声

英国のタブロイド紙「Daily Mail」は、同国で最も歴史のあるメディアに関するロビー団体・メディアウォッチUKが、Wiiで発売予定の『MADWORLD』の発売に反対するキャンペーンを行っているそうです。『MADWORLD』はプラチナゲームスが開発し、セガから発売予定のアクションゲームです。

任天堂 Wii
英国のタブロイド紙「Daily Mail」は、同国で最も歴史のあるメディアに関するロビー団体・メディアウォッチUKが、Wiiで発売予定の『MADWORLD』の発売に反対するキャンペーンを行っているそうです。『MADWORLD』はプラチナゲームスが開発し、セガから発売予定のアクションゲームです。

メディアウォッチUKのJohn Beyerディレクターは、『MADWORLD』の存在がファミリー向けのWiiというイメージを損なうと主張します。「このゲームは非常に不快です。(レーティング機構の)BBFCが審査拒否をすることを望みます。そうすれば英国で発売することはできなくなります。私たちは殺したり破壊したりすることではなく、現代的で文明的なことに価値を見出すべきです」

『MADWORLD』は「The Organizers」と自称するテロリスト集団の支配下に置かれたVarrigan Cityを舞台にしたサードパーソンアクションゲームで、主人公Jackとなり、Death Watchと呼ばれる恐怖の殺しのゲームに参加させられることになります。ほとんどが黒と白で、血のみが赤で描かれるというビジュアルも特徴的です。

ただ、セガオブアメリカのSean Ratcliffeマーケティング担当副社長は、「『MADWORLD』は過激な内容を含みますが、多くの成人向けの暗くシリアスなものとは一線を画します」とコメントしています。現に、ユーモアな表現も含まれているようです。

『MADWORLD』は国内での発売は予定されていません。

《土本学》

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