【GC 2008】E3で話題となった、EA『Dead Space』プレイレポート

EA Press Briefingのときからとっても気になっていた『Dead Space』。ディープスペースを舞台にしたサバイバルホラータイプのサードパーソン・シューティングゲームです。今回はEAビジネスラウンジの特設ブースでプレイできるということだったので、さっそく展示会場に赴いたのですが、会場はそれぞれのゲームタイトルごとに人だかりが出来ていてどこに『Dead Space』の試遊台が設置されているかもわからない有様。ギブアップ寸前でしたが、PRの人に道案内をしてもらって、やっと試遊台にまでたどりつけました。

ソニー PS3
Dead Space
Dead Space 全 7 枚 拡大写真
EA Press Briefingのときからとっても気になっていた『Dead Space』。ディープスペースを舞台にしたサバイバルホラータイプのサードパーソン・シューティングゲームです。今回はEAビジネスラウンジの特設ブースでプレイできるということだったので、さっそく展示会場に赴いたのですが、会場はそれぞれのゲームタイトルごとに人だかりが出来ていてどこに『Dead Space』の試遊台が設置されているかもわからない有様。ギブアップ寸前でしたが、PRの人に道案内をしてもらって、やっと試遊台にまでたどりつけました。



筆者が受けたミッションは、「宇宙船内のある地点から別の地点に行け」といったとてもシンプルなもの。映画『スターウォーズ』のミッションブリーフィングでもおなじみの、ホログラフィック・イメージで表現されていました。このように、ドアの開閉や、アイテム入手などすべてのアクションが、前述のようなホログラフィック・イメージや、エレクトロニックインターフェイスで示されており、プレイヤーがコントローラーボタンを駆使して実行するアクションと直接リンクしているので、画面ないにゲーム内空間とは別にあえてインターフェイスは各種表示を追加する必要がありません。このように、全ての表現がゲーム内空間の中で完結しながら、プレイヤーにとっても分かりやすいというのが本作の特徴です。ライフも自ら装着しているパワースーツの脊椎部に光っている青色の光の数や発光色の変化で直観的に認識できるしくみになっているようです(あくまでも推測ですが...)。

この他に『Dead Space』のすぐれているところは、圧倒的な世界観が作り出す没入感。宇宙船内の限られた空間を設定としたホラー映画は、古くは『エイリアン』、比較的最近のものでは『イベント・ホライゾン』などがありますが、これらの作品が大切にしていた船内の「闇」と「澱んだ空間」というのを見事に表現しています。おそらくVolumetric Lightingだと思うのですが、このようなリアルタイムレンダリング技術がゲームプレイに大きな影響を与える形で(つまり、単に画面を奇麗にするためだけでなく)活用されているのはすごいですね。『Doom3』の表現から一歩抜きんでたというところでしょうか。

これらの表現に加えて、強く印象に残ったのがサウンドエフェクト。おぞましいクリーチャーをなんとか倒し、ゆっくりと前進していったのですが、死骸となったクリーチャーの上を歩いたとたん、ネチャリとした音が耳にこびりつきました。その音がなんともリアルで恐怖感を煽ります。

更に、ホラー映画などでお馴染みの予想外の場所から突然現れるクリーチャーたち。船内農園を進んでいたのですが、前方から襲いかかろうとする小型のクリーチャーに気を取られているスキに、後ろから、上から、クリーチャーが襲ってきたのです!アクションボタンで上部のクリーチャーを振り払う事は出来たのですが、後方から滅多打ちにされ、最後は、身体切断という有様に…

世界観はしっかりしていて、そこに存在する物すべてに質感もあるので、作品としても優れたものになるだろうという予感はするのですが....暴力表現をどう工夫するかが焦点になりそうですね。

『Dead Space』は欧米では、PLAYSTATION3、Xbox360、PCにて、10月末にリリースされる予定です。

《中村彰憲》

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