『Guiter Hero』や『Wii Fit』を医療に応用―精神的なリハビリも可能に

ゲームを治療に応用する新たな試みのニュースです。ワシントンタイムズが報じるところによると、理学療法士のElizabeth Penny氏はゲームをリハビリに応用することで成果を上げているとのことです。

任天堂 Wii
ゲームを治療に応用する新たな試みのニュースです。ワシントンタイムズが報じるところによると、理学療法士のElizabeth Penny氏はゲームをリハビリに応用することで成果を上げているとのことです。

『Wii Fit』『Guiter Hero』『Cooking Mama』など10のゲームをリハビリに使用しているのがElizabeth Penny氏。麻痺した身体でもプレイできるよう、フットペダルを併用する特別版『Guiter Hero』を脳卒中患者のリハビリに組み込むなどして話題となっています。

Elizabeth Penny氏は「ゲームはリハビリの単調さを打ち破る」とコメント。また、「オンラインゲームは障害に関係なくプレイできるので、障害者への差別を無くすのに役立つ」とする考え方を明らかにしています。「肉体的なリハビリだけではなく、精神的なリハビリも必要です。我々が懸念しているのは、患者が落ち込んでしまうこと。健康だった時の趣味を再開することはとても重要です」。

ゲームのリハビリへの導入は15ヵ月ほど前からスタートしており、Elizabeth Penny氏はゲームの効果を有望視しているとのこと。先日も、Wiiに使用されているような安価なモーションセンサーを使った在宅リハビリが研究されているとのニュースがありましたが、ゲームと医療はWiiなどの体感系ゲームによって急速に接近しつつあるようです。

《水口真》

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