【LEVEL5 VISION 2008】カジュアルゲーム進出「アタマニアシリーズ」(2)

「レイトン教授」シリーズの展開に続いて、「Revolution 2」として紹介されたのは「カジュアルゲームへの進出」です。

任天堂 DS
スローンとマクヘールの謎の物語
スローンとマクヘールの謎の物語 全 30 枚 拡大写真
「レイトン教授」シリーズの展開に続いて、「Revolution 2」として紹介されたのは「カジュアルゲームへの進出」です。

■カジュアルゲーム進出

日野社長は多くのカジュアルゲームがヒットし、特にニンテンドーDSでは店頭の棚を大きく占める存在になっているとコメント。レベルファイブでもこの分野に進出すると話しました。それが今回発表になった「アタマニア」シリーズで、『スローンとマクヘールの謎の物語』と『多湖輝の頭の体操 第1集 謎解き世界一周旅行』の2タイトルの存在が明らかになりました。

「アタマニア」でゲームショップは変わるか?


第一弾となる『多湖輝の頭の体操 第1集 謎解き世界一周旅行』は、「レイトン教授」シリーズでも監修としてナゾ制作を担当している多湖輝教授の大ベストセラー「頭の体操」をゲーム化したもので、第4集まで発売され、全1500問以上の問題が収録される予定になっています。日野社長は本作について、「(頭の体操には)レイトン教授に組み込みづらいけど面白い問題も多くて、それを届けたいと思いゲーム化することにしました」と述べています。

イラストは松下進先生


続いて発売される『スローンとマクヘールの謎の物語』は、欧米でベストセラーとなる10冊まで発売されている「ポール・スローンのウミガメスープ」(ポール・スローン、デス・マクヘール共著)から厳選された問題を収録したものです。これは水平思考推理ゲームと呼ばれる、思考能力開発のためのゲームで、プレイヤーは与えられたシチュエーションに大して自由に質問することができ「はい」「いいえ」「関係ありません」の3つの答えから、その状況を完全に説明できる解答を見つけ出すというものです。

あなたにはわかりますか?


会場で紹介されたのは原著のタイトルにもなっている「ウミガメのスープ」という問題。問題文はこうです。

「男がレストランに入り、メニューから『ウミガメのスープ』を頼んだ。それを一口食べた彼はレストランを飛び出し、崖から身を投げてしまった。なぜだろう?」

この問題の答えはゲームで、ということで明かされませんでしたが、分かります?

実際のゲームでは出題文の中から気になる単語を選び出して、出題者に対話形式で問いかけてヒントを見つけます。

どちらも発売は2009年ということで暫く先になりますが、どちらもテレビCMが上映され、そう遠くはないという印象を与えました。その他のタイトルも色々と考えているということです。



日野社長は冗談めかしながら「ゲームショップの棚はこうなるはず」とコメントしていました。

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《土本学》

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