横溝正史原作のミステリー『犬神家の一族』がDSゲームに!2009年1月22日に発売が決定

フロム・ソフトウェアは2008年10月30日(木)に、ニンテンドーDS用ゲーム『犬神家の一族』の発売日が2009年1月22 日(木)に決定したことを発表しました。

任天堂 DS
犬神家の一族
犬神家の一族 全 6 枚 拡大写真
フロム・ソフトウェアは2008年10月30日(木)に、ニンテンドーDS用ゲーム『犬神家の一族』の発売日が2009年1月22 日(木)に決定したことを発表しました。

「犬神家の一族」は、日本ミステリーの最高峰とも呼ばれている有名小説。時は昭和2×年、戦後の混乱が続いている時代ですが、信州財界の巨星・犬神佐兵衛(いぬがみさへえ)翁が莫大な遺産を残し、この世を去りました。この遺産をめぐり、欲と怨念に血塗られた惨劇が幕を開けます。湖から死体の足が突き出ている場面が有名ですが、白マスクの怪人物・佐清(すけきよ)、菊人形に飾られた死体、財産の行方の鍵を握る美女・珠世など、さまざまな名場面と個性的なキャラクターが満載。そしてなにより、緻密なトリックと驚愕の真相。同作品は、何度も映画やテレビドラマになっていますが、今回はニンテンドーDSで完全ゲーム化となりました。



ゲーム『犬神家の一族』は、原作者の横溝正史の世界観や雰囲気をそのままに、本格ミステリーアドベンチャーゲームに仕上がっています。モノクロの墨絵タッチ風で描かれたビジュアル、そして多彩な登場人物との緊迫した本格的な心理戦を、タッチペンでの軽快な操作で楽しむことが可能。主人公・金田一耕助ならではのアクションとして、「タッチペンで頭を掻くことで推理」といったギミックも。横溝作品につきものの複雑な人間関係も、系図ですぐ確認可能となっています。

スタッフでは、シナリオ制作を横山至氏、さらにメインビジュアルアートを墨アーティストとして活躍中の茂本ヒデキチ氏が担当し、さらにイメージソングに陰陽座とのタイアップが決定するなど、一味違ったクリエイター陣が勢揃いとなっています。

横溝作品がテレビゲームとなるのは(おそらく)今回が史上初ですが、山間部で起こる陰惨な殺人事件、旧弊で薄暗い村社会、複雑に入り組む人間関係…などの横溝作品ならではの要素は、他作家の作品やゲームでも受け継がれているほど人気です。角川映画などで横溝作品に親しんだ年齢層のファンには、期待の一作でしょう。



『犬神家の一族』は2009年1月22日(木)発売で、価格は5,040円(税込)です。

《冨岡晶》

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