電機3社がWiiを使った健康増進サービスをスタート、『Wii Fit からだチェックチャンネル』を任天堂が開発(3)

任天堂は、Wiiと『Wii Fit』を特定保健指導システムの分野で利用するための『Wii Fit からだチェックチャンネル』を開発したと発表しました。また、これを利用し、日本電気(NEC)、パナソニックメディカルソリューションズ、日立製作所の各社が健康保険組合もしくは特定保健指導サービス機関向けなどにサービスを展開するとのことです。

任天堂 Wii
任天堂は、Wiiと『Wii Fit』を特定保健指導システムの分野で利用するための『Wii Fit からだチェックチャンネル』を開発したと発表しました。また、これを利用し、日本電気(NEC)、パナソニックメディカルソリューションズ、日立製作所の各社が健康保険組合もしくは特定保健指導サービス機関向けなどにサービスを展開するとのことです。

『Wii Fit からだチェックチャンネル』は『Wii Fit』での測定データと、ニンテンドーDSで発売中の『歩いて分かる生活リズムDS』の歩行データと連動し、利用者の体重や運動データを参考にしたアドバイスを、家庭にいながらにして受けることができます。

実際のサービスに関してはNEC、パナソニック、日立製作所の3社が独自にカスタマイズを行い、関係機関向けに提供を行っていくとのことです。

NECとNECモバイルリンクは、昨年12月から開始した携帯電話を利用した健康増進支援サービスと『Wii Fit からだチェックチャンネル』をインターネットを通じて連動させたものを、4月からNECグループの社員・家族向けに提供開始します。NECが提供しているSaaS基盤を利用することで、小規模での利用も想定されていて、グループ外への外販も含めて、今後3年間で150ケースの導入を目指すとしています。

パナソニックメディカルソリューションズは、『Wii Fit からだチェックチャンネル』と連動した特定保健指導システム「Plissimo Sigusa(プリッシモ シグサ)」を、4月より健康保険組合や特定保健指導サービス機関向けに提供開始します。本システムを利用すれば、利用者は自宅で簡単に『Wii Fit』で基本データを測定し、その結果をメールでアドバイスを受けることができます。

日立製作所と日立ソフトウェアエンジニアリングは、『Wii Fit からだチェックチャンネル』を用いて得られたデータから、指導者や指導機関独自の指導プログラムを作成するシステムなどを追加し、ASPサービスとして提供していく計画です。当初は日立社内での試作を2月から開始し、その結果を見て判断するとしています。

《土本学》

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