IBM、Wii向けCPU「Broadway」の5000万ユニット出荷を達成
IBMは、任天堂に供給しているWii向けのCPU「Broadway」の出荷が5000万ユニットを達成したと発表しました。先日、GPUを供給しているAMDも同様の発表を行っています。Wiiの5000万台出荷は目前と言えそうです。2008年12月末現在の出荷数は4496万台となっていました。
任天堂
Wii

「Broadway」の出荷は2006年に開始され、Wiiの普及拡大に沿って出荷量が増えていきました。製造はニューヨークのEast Fishkillにある最先端の工場で製造されています。「Broadway」はIBMのPower PCをベースに開発されたもので、IBMのSOIテクノロジーによってパフォーマンスの向上と消費電力の削減が両立されています。
「私達は何千万人ものユーザーに新しいゲーム体験を届けたWii向けのプロセッサがこの素晴らしいマイルストーンに到達したことを誇りに思います。IBMは任天堂との長く成功した協力関係によって、シリコンテクノロジーとクリエイティブ性を同時に実現した成功した製品を届けています」とIBM MicroelectronicsのBrian Connors副社長ゲーム&パワープラットフォーム担当はコメントしています。
「任天堂はIBMの技術な貢献とコミットメントを高く評価しています。IBMのPowerアーキテクチャーはWiiのユニークなデザインを可能としました。また、IBMはWiiの成長にとって欠かすことの出来ないパートナーとなっています」と任天堂総合開発本部の竹田玄洋本部長はコメントしています。
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