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舞台は江戸後期(?)、泰平の世の中を乱す謎の軍団が日本を襲います。日本各地の城がステージとなり、攻めて来る闇ノ軍団に対して、味方のユニットを配置、城門に迫る前に撃退することを目指します。タイトルの通り、籠城するゲーム。プレイヤーは籠流(こもりりゅう)の若殿となって、各地の城に籠ります。
闇ノ軍団の種類は大きく分けると「地上」と「空中」になります。プレイヤーが使用できるユニットは「地上」に強い槍兵、大砲、「空中」に強い弓兵、鉄砲、そして周囲の指揮を上げ能力を上げる武将の5種類になります。槍兵と大砲は「空中」に攻撃できず、弓兵と鉄砲は「地上」にも攻撃できるものの能力は非常に低くなります。
各ユニットの配置には小判が必要で、小判は敵を倒すことで得られます。また、ユニットは小判を使えば強化することもできます。
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攻めてくる敵を迎え撃つ | ユニットの使い分けが重要 | 強化のタイミングも重要 |
ゲームのキモは、ユニットをどのような配置をするか、どのような順番で強化していくかといったポイントです。敵の登場順はステージによって決まっています。最初は小判の数が限られるので、上手く順番で倒していけるようにユニットの場所と数をバランスさせていく必要があります。上手く槍兵を育てたと思ったら、空中から攻めてくる敵にガンガン攻められたり、弓兵を並べてみたら、その前を地上を蹂躙されたり、城によって異なる敵の攻撃パターンを読みながら配置するのがキモになります。
関心したのは難易度調整が絶妙なこと。上手く難易度順にこなしていけば、ちょうど、それぞれの最後のボスでやられてしまうような設計になっています。それでも序盤は何とかクリアしていけますが、星が9や10の最後の方になってくると、最早詰め将棋のような状態で、配置も強化も完璧!と思えるような出来でも、最後にボスの体力ゲージ残り1ピクセルのところで攻め込まれてゲームオーバー・・・というような、場面を何回も味わせてもらいました。「悔しい!」と思う気持ちが、気付いたら1時間、2時間と・・・。
ゴールデンウィークの空き時間にぴったりです。携帯ゲーム機だしね。
モードは、ストーリーモードに当たる「絵巻」、個々の城を3面連続で攻略する「城モード」、そして城の各ステージを選択して遊ぶ「曲輪モード」の3種類があります。また、二人用で速さを競う対戦モードもあります。どれも後半のステージは非常に難易度が高く、同じ城でもモードによって少しずつ性格が変わり、長く遊べるゲームになっています。
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