チュンソフトが贈るサスペンスノベル最新作『極限脱出 9時間9人9の扉』ゲーム概要公開

チュンソフト開発、スパイクが発売するニンテンドーDS向け新作タイトル『極限脱出 9時間9人9の扉』の情報を公開しました。

任天堂 DS
極限脱出 9時間9人9の扉
極限脱出 9時間9人9の扉 全 33 枚 拡大写真
チュンソフト開発、スパイクが発売するニンテンドーDS向け新作タイトル『極限脱出 9時間9人9の扉』の情報を公開しました。



本作は、謎に包まれた見知らぬ場所からの脱出をテーマに、密室に張り巡らされた謎を解き、そこから脱出する方法についてプレイヤー自身が模索する思考型パズルゲームです。



脱出のためには犯人によって仕掛けられた“ノナリーゲーム”に勝ち抜かなければなりません。「ノベルパート」「脱出パート」「ミニゲーム」の3つから本作は成り立っていて、プレイヤーの思考を揺さぶる数々の謎が怒濤の如く展開されます。



生き残りを賭けたこの脱出劇のターゲットとして謎の場所に閉じこめられたのは、9人の個性溢れるキャラクター。そして彼らを閉じこめたと思われるのは、あざ笑うかのように「0(ゼロ)」と名乗るガスマスクを装着した謎の人物。犯人は誰なのか、なぜ主人公たち9人をここに閉じこめたのか?犯人が仕掛けてくる“ノナリーゲーム”の目的は?

様々な謎が隠され、プレイヤーはその謎のひとつひとつに直面しながら、脱出を試みます。脱出までの制限時間は9時間。9の扉を持つ謎の場所から、9人の登場人物の極限状態での脱出劇が幕を開けます。

■プロローグ

主人公は大学に通う青年、名前は淳平。平凡な毎日を過ごしていた彼だったが、本人すら予期しない大いなる陰謀に巻き込まれることになった。ある日目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋。辺りを見回しても、見慣れた光景は何処にもない。そして、最も気になったのは、扉に真っ赤な塗料で描かれた「5」の文字だった。閉じこめられた密室で呆然としながらも、頭の中では、この場所から脱出するための手段について、思考が始まっていた。

目覚める前の最後の記憶を辿ると、そこにガスマスクを付けた謎の男の顔が浮かび上がった。自宅に戻った淳平を襲い、この場所まで連れてきたであろう人物だ。記憶をなくす前、その人物はこう言った。これからおまえにはゲームをしてもらう。

【ノナリーゲーム】――。

生死をかけた運命の……ゲームだ。謎の男に連れてこられ、そして閉じこめられた謎の場所。そこから脱出するには、「ノナリーゲーム」に勝ち抜かなければなりません。そして、この場所に閉じこめられたのは淳平をはじめとした9人の人物。9時間以内に謎の場所から脱出しなければ、彼らは全て死ぬことになる・・・。それが、「0(ゼロ)」が仕掛けてきたゲームです。

プレイヤーは主人公の淳平となり、様々な局面で自らの行動を選択し、また劇中に示される数々の謎に立ち向かいながら、生き残りをかけ、謎の場所からの脱出を試みます。

■登場キャラクター



本作には、個性溢れる9人のキャラクターが登場します。彼らもそれぞれガスマスクを装着した謎の男にこの場所に連れてこられたと証言しています。ゲーム冒頭、彼らの素性は明らかにはされませんが、犯人と思われる「0(ゼロ)」が仕掛けてきた“ノナリーゲーム”の特性上、彼らと協力することなしにこの場所からの脱出は不可能です。




死と直面した極限状態。敵か味方かわからない、9人の同行者。それぞれの腹の内を探りつつ、変化していく人間関係と、明らかになる事実。極限状態に置かれた人間同士の交わりが生みだすドラマも、本作の魅力の一つです。

ゼロ」と名乗る人物に、命を賭けたゲームを挑まれた9人の登場人物。「ゼロ」から監視されているかもしれないという懸念から、それぞれをコードネームで呼び合うことになりました。ただ一人、主人公の淳平を除いて・・・。

■淳平(本名)21歳・バングルナンバー:5



大学に通うごく普通の学生。船の中で出会った「紫」とは幼馴染みの関係だった。プレイヤーは淳平となり、思考を巡らせ、悪夢のような謎の場所からの脱出を遂行しなければならない。

■コードネーム:紫(本名:茜)21歳・バングルナンバー:6



女子大生。幼馴染みであった主人公の淳平と、ゼロから連れてこられた謎の場所で出会う。清楚で奥ゆかしい性格の持ち主。臆病、天然どじっ子キャラな一面も。目の離せない妹的存在。

■ノナリーゲームとは?



物語冒頭、姿なき犯人によって示される、生死をかけたゲームの事です。この場所には、9人の人間が閉じこめられており、9人の手首には鋼鉄製の「バングル」が嵌められています。バングルにはそれぞれ【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】 【9】と数字が示されています。

■ノナリーゲームのルール
ゲームをクリアするためには、各所に存在する【数字が書かれた扉(ナンバリングドア)】を開け、その先へと進んで行きます。数字扉を開くには、各バングルナンバーを足した数の【数字根】が、扉に書かれた数字と同じである必要があります。

数字扉を開いた者のみが先へ進んでいけますが、【3人〜5人まで】という人数制限も存在します。扉の先には脱出パートとなる部屋が存在していて、思考パズルを駆使することで、その部屋を脱出して先へ進むことが出来ます。

最後の数字扉に書かれているのは【9】、そこがゴールです。その扉を開けば、船から完全脱出することができます。つまり勝利条件は3人〜5人で数字根が9となるパーティを組み、他のパーティよりも早くゴール【9の扉】にたどりつくこと。
※ただし、ルールに違反するとバングルの起爆装置が作動して爆死に。

■数字根とは?
9人のキャラクターのバングルに刻まれた数字を合計した数の、十の位と一の位を足した数の事です。
(例) 
・12345の数字根は……1+2+3+4+5=15 → 1+5=【6】
・56789の数字根は……5+6+7+8+9=35 → 3+5=【8】

■脱出パート





“脱出パート”は「脱出ゲーム(思考型パズルゲーム)」を行います。ナンバリングドアの先には必ず密室となった脱出パートがあります。ここで密室に散りばめられた数々の謎を解いていきます。鍵穴があればどこかに鍵があります。鍵を手に入れるためには、鍵が隠されている場所を探す必要があります。また、何らかのトリックで閉ざされている場合も。

■ノベルパート



“ノベルパート”は「サウンドノベル」によって展開。プレイヤーはシナリオを読み進め、選択肢を選ぶことにより物語に介入していきます。誰が生き残るのか、誰を犠牲にしなければならないのかという、生死を懸けた極限状態のシチュエーションにより、切迫感あふれる選択を繰り返すことになります。

■シナリオ&ディレクション 打越 鋼太郎
SFミステリー「Never7」「Remember11 」「Ever17」でブレイク。「12RIVEN」にて「2008年度SPA!ゲーム直木賞」を受賞するなど、現在注目を集めるゲームライターのひとり。シナリオ全体を通じての仕掛けからなるSF系のシナリオには定評があり、終盤になってひっくり返される物語が生むカタルシスに魅了された固定ファンが多く存在します。

■キャラクターデザイン 西村 キヌ
カプコンにてゲームの販促用イラストおよびキャラクターデザインを担当。主にストリートファイターシリーズのイラストで一躍その名が知られるようになる。女性画家とは思えぬ力強い筋肉描写と、フォトショップを使った透明水彩を思わせるタッチが定評を得ています。今作品は2008年末にフリーとなって以降初のゲームキャラクターデザイン作品となります。

『極限脱出 9時間9人9の扉』は、2009年冬発売予定で価格は未定です。

《》

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

関連ニュース