『王様物語』序盤プレイレポート/お城のような豪華な会場で体験会が開催

マーベラスエンターテイメントより9月3日に発売予定のWii『王様物語』。その体験会「王様物語 スペシャル体験会~王いなる宴 プライスレスな30分へご招待~」が六本木のお城のような豪華な会場で開催されました。

任天堂 Wii
王様物語
王様物語 全 28 枚 拡大写真
マーベラスエンターテイメントより9月3日に発売予定のWii『王様物語』。その体験会「王様物語 スペシャル体験会~王いなる宴 プライスレスな30分へご招待~」が六本木のお城のような豪華な会場で開催されました。



"じっくり遊んでもらってこそ面白さが伝わるゲーム"ということで、会場には王様のようにゆったりと遊べるスペースが設けられ、体験時間も1グループ30分という長めの設定で行われました。プロデューサーの木村氏や、プランナーの池田氏も参加者の隣に座り、王様生活を手ほどきしながらの体験会となりました。



文字ではなかなか伝えるのが難しいこの『王様物語』(だから体験会を開いたのでしょうが)。さっそく僕も挑戦してみました。

プレイヤーはオープニングの冒頭、いきなり王様に任命されます。王国の国王です。でもこの王国というのがとんでもない国で、国民は6人とかしかいない上に就職率は0%、肩書は「のんきな大人」だったりして。そんな情けない奴らを引き連れて、なんとか使いながら、探検をしたり敵を倒したりしてお宝をゲット、街を拡大したり、国民を鍛えることによって世界を統一しようというのがこのゲームです。

中央の小屋(?)がお城です小さな小さな王様


最初に連れていける国民は5人。Bボタンで目の前に居る国民を隊列に加えます。怪しい箇所(穴や木や箱など)があれば、Aボタンで従えている国民を突撃させられます。

とは言っても「のんきな大人」の能力で出来る事は限られます。力を合わせても岩を壊したり、デカイモンスターを倒したりは到底無理です。一番最初に出来るのは、穴を掘ったり、草を取ったり・・・ホントにショボイ。でも、わらわら一生懸命かかっていく姿は可愛かったりするんですけどね。

最初は穴を掘りましょう。Aボタンで穴に向かわせると、国民は頑張って潜って金貨なんかを見つけてきてくれます。体力ゲージのようなゲージが表示されて、それがゼロになったタイミングで、作業は終わります。1人より2人、2人より3人の方が速く終わります。木村氏は「ものすごく敷居を下げたRTSの要素もある」と話していました。

集めたお宝は、お城に戻って玉座で清算です。段階ごとに目標の金額が定めされていて、達成すると次の目標に向かう・・・という形のようです。一番最初は10万ボルです。達成すると王国の施設として、農業を発展させる施設(9万ボル)か、軍を発展させる施設(10万ボル)かを建設できるようになります。選択できるわけです、この国の将来を・・・!

国民を連れて行く財宝をゲットして・・・


・・・というようなゲームでございます。つまり、国民をわらわら引き連れて、色んなお宝をゲットしたり、敵を倒したりして、王国を大きくしていくというゲームです。

家庭用ゲーム機の良質なRTSというと『ピクミン』がありますが、それとはまた違った良さのある世界観やグラフィック、王国(と国民、そして王様自身)を育てていくというシミュレーション的要素が相まって、触った感触は予想以上に良いものでした。また、世界観の部分に入るかもしれませんが、ちょっとしたセリフ回しの妙やキャラクター達の仕草、そして何よりも王様気分を味わせる演出がゲームを上手く彩っています。

ぜひ一度手にとって欲しい良作ということで、勝手に8月のEditors'Choiceを贈ります。

《土本学》

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