【TGS2009】テーマは「日常と非日常」『戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校』 イベントレポート
シュミレーションRPGにアクション要素を追加した独自の「RLiTZ」を採用し、アニメも人気を集めているPS3『戦場のヴァルキュリア』の続編『戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校』がセガブースに登場しました。
ソニー
PSP
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ステージではチーフプロデューサーの田中裕太郎氏とプロデューサーの本山氏を向かえ、スペシャルイベントが開催されました。
田中氏は、まず前作が高評価を受けたことに触れ、本山氏は前作の良いところは残した上で完全新作にしたと述べました。本作はプラットフォームをPSPに移しますが、そのことについて田中氏は「より多くの人に遊んでもらいたい、しかし携帯機に移ったからといって妥協は一切ない」と力強く述べていました。
さて、本作の舞台は征暦1937年、ヨーロッパの小国ガリア公国で起った内乱により、ランルーシ王立士官学校の学生が戦いに駆り出されるところから始まります。前作の主人公たちは義勇軍に所属していましたが、今作の舞台が学校となります。「学校は誰もが行った場所、そこを舞台にして日常感を出し、さらに対比として『戦争』という非日常的要素を持ち込んだ」と両氏によって説明がなされました。
今回、主人公は2人おり、一人は赤毛が特徴で熱血系のアバン・ハーデンス、亡くなった兄の遺志を継ぎ士官学校で学び、引っ張ってゆくようなカリスマ性の持ち主です。
もう一方は青毛が特徴で冷静なゼリ、彼は迫害されているダルクス人という人種で、地位向上のため勉強と努力を人一倍積んだ理論家です。
この性格の異なる二人が喧嘩したり切磋琢磨するところが見所なようです。
また、ヒロインは医者志望なのにドジっ子なコゼット、前向きで天真爛漫ですが、両親が戦死しているという暗い過去もあるようです。
さらに仲間は一クラス分の30人おり、ベテラン兵から将来有望な少女まで、様々な兵科や性格を持った生徒がいるようです。
また、「謎の存在」であるヴァルキュリア人のエイリアスについては両氏口をそろえて「何もかもが『謎です』」とのこと。
今回の敵は赤がトレードマークのガッセナール一族で、ギルベルトを長に彼の子供がすべて将軍クラスという手ごわそうな相手です。
さて、今作のシステムですが、根幹であるは「RLiTZ」変わらないとのこと。ただし、やりこみ度はアップしており、ミッションは200以上、キャラクター、戦車のカスタマイズの幅もさらに広がっています。加えて携帯機ならではの要素として、アドホックモードに対応しています。
そして、今回はタイアップ企画として人気アーティスト、ケミストリーがテーマソング『Our story』を書き下ろしています。これは、ケミストリーの二人が本作のアバンとゼリのように異なった雰囲気を持っているところがイメージに合っていたからとのことで、曲も本作に合わせたものになっています。
最後に、田中氏から予約特典として『ドキュメント オブ ガリア 1936』が付属することがアナウンスされ、これには特典映像、先行入手コンテンツが付くとのこと。
本山氏からは、発売日が2010年1月21日に決定したことがアナウンスされました。
《剣士の左手》
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