「Wiiウェアの弱点は、無料デモと評価システムがないこと」-海外からの指摘
元Xbox LIVE アーケードのスタッフがWiiウェアの弱点を指摘します。
任天堂
Wii
XboxLiveアーケードのポートフォリオプランナーを務めていたDavid Edery氏は、オーストラリアで行われたDigital Distribution Summitの席上において、Wiiウェアの弱点を「Wiiのダッシュボードに隠れて目立たないこと」であり、無料デモを配布せずユーザーによる評価システムが存在しないことであると述べました。
氏は据置ゲーム機におけるダウンロード市場の規模を、Xbox LIVE アーケード、PlayStation Network、Wiiウェアの順であると評価。PlayStation Networkは「まだ有利ではあるものの潜在力は小さく」、Wiiウェアは「最も小さい」としています。
逆に、デベロッパとしての承認を受けやすいのはWiiウェアであり、Xbox LIVE アーケードでは「承認や資金提供を受けるのはかなり難しい」と指摘しました。
ダウンロード配信ゲームではターゲットを絞り込むことが成功の鍵であるというのがEdery氏の信条。「もしもあなたが自分のゲームを一言で言い表せないなら、そこには問題があるのだ」と語ります。
現在は様々なダウンロード配信が存在するものの、一長一短であるとするのが氏の主張。
革新的なアイデアをどこのメーカーへ持っていくのか、ゲームの発売前から重要な戦いが始まっているようです。
《水口真》