Windowsが動く『ファミリーベーシック』?-驚きの動画の真相とは?
あの『ファミリーベーシック』でWindowsが動いてしまった……のでしょうか。
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『ファミリーベーシック』はプログラム言語である「BASIC」をファミコンで動かすソフトで、これを使えば自身でファミコン上で動作するゲームを制作することができました。ここから開発者人生を始めたという人も多く、ソラの桜井氏もそうであったと以前のインタビューで語っていました。
赤とアイボリーのキーボードは紛れもなく『ファミリーベーシック』に付属していたもの。しかしディスプレイにはWindowsの起動画面が映っています。Windowsを『ファミリーベーシック』に移植したのか、はたまた単なる合成画像か。まずは動画をご覧下さい。
驚異の動画の実態は『ファミリーベーシック』のキーボードに小型PCを内蔵してしまった、というものでした。
『ファミリーベーシック』のキーボードを変換するコネクターから着想を得て、トランプ大の小型PC「EPIA-PX」(100mm×72mm)と1.8インチSSD「SAMSUNG Half Slim 16GB SATA MLC」(53.6mm×3mm)をキーボードに内蔵。カセットの中にキーボード用の変換器を組み込めば完成です。
ディスプレイ-カセット(変換器)-キーボードと繋いで電源を投入すれば、見た目が『ファミリーベーシック』で中身がWindowsというハイテクマシンが起動。『ファミリーベーシック』のキーボードがきちんと動作しているのが凄いところです。
2007年にスーパーファミコンにWindows PCを組み込んだ「スーパーファソコン*スーファミにウインドウズを入れてみた」の作者だけに、今回も発想の面白さが光っていますね。
《水口真》