SCE、ネットワーク事業を分割し親会社に合併
ソニーは、ソニー・コンピュータエンタテインメントのネットワーク事業を分割の上、ソニー本社と合併する再編策を発表しました。
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
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントを株式会社SNEプラットフォーム(SNEP)と社名変更し、主に家庭用/携帯用ゲーム機およびソフトウェアの企画・開発・製造・販売事業を新設分割で新会社(商号 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)に引き継ぎます。残りのネットワーク事業に関するプラットフォームやサービスの企画・開発・運用事業を行うSNEPをソニーが吸収合併します。
ネットワーク事業ではPlayStation Networkの事業を行っていて、売上高は15億2600万円。ソニーはPlayStation Networkをゲーム以外も含む全社的なサービスに育てる意向を示していて、ソニー・エリクソンからはPlayStation Networkに接続可能な携帯もリリースされると報じられています。今回の再編は、その意思の現れと言えそうです。
ちなみに、非上場の完全子会社ということでSCEの単体の業績はあまり開示されることがありませんが、今回は合併ということで数字が明らかにされています。
それによれば2009年3月期の売上高は9850億6600万円、営業利益が374億5900万円、経常利益が282億3500万円、純利益が95億5000万円だったということです。
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