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『アトリエ』シリーズ最新作がPS3に登場 |
―――本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いできますでしょうか?
中河建:ガストでサウンドを担当しています、中河といいます。山本美禰子さんの歌われるオープニング曲の作詞・作曲をしました。「アトリエシリーズ」は5作目から参加しています。
山本美禰子:前作『ロロナのアトリエ~アーランドの錬金術士~』(以下『ロロナ』)に続いてオープニングテーマを担当させて頂きました、山本と申します。普段は「ジギタリス」というロックバンドで活動しています。
柳川和樹:maoさんの歌うエンディングの作詞・作曲をしましたガストの柳川と申します。「アトリエシリーズ」に曲を書くのは今回が初めてです。
mao:maoと申します。今作ではエンディングを歌わせて頂いてます。アニメ「ドラえもん」の主題歌「夢をかなえてドラえもん」でメジャーデビューさせて頂きました。
■前作に続いて山本美禰子さんの歌う「Pilgrimage」
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山本美禰子さん |
山本:「ジギタリス」の2ndアルバムを制作会社の方に聴いて頂いたのがきっかけです。ガスト様がオープニングの歌い手を捜しておられる時にご紹介頂きました。
中河:秘蔵っ子ということでご紹介頂きましたね。山本さんのデモテープをディレクターに聴かせたところ、入れ込みようが凄かったですね。
―――前作のオープニングは非常に反応が良かったですね。
中河:先輩方が作り上げてきた「アトリエシリーズ」のサウンドを引き継いだんですが、「アトリエシリーズ中期の音楽性に立ち返って欲しい」という話がありました。
―――今回のオープニングはどういったものですか?
中河:前作のイメージを残しつつも、テーマである「旅っぽさ」が欲しいということでした。「コンドルは飛んでいく」などの「フォルクローレ」(ラテンアメリカの民族音楽)にある、中南米の切ない笛のイメージを入れようということになりました。
―――山本さんは2番の歌詞がお気に入りということですが。
山本: 2番は主人公が「なぜ悩み続けるのか、なぜ旅を続けるのか」自問自答する深いもので、歌っている時も気持ちが入ってしまいますね。これはゲームの中だけでなくて現実の我々も感じることじゃないかと。ゲームの中の旅も現実の旅同様に心に変化をもたらしたり癒しがあったりする。だからこそゲームというものがこれだけ流行ってるんだと思うんです。
中河:ユーザーさんへの問いかけに近いんですよね。「トトリがどうして旅をするのか?」ではなく、「あなたはこのゲームで何を得たいのですか?」という。僕も2番は結構好きなんですよ。
山本:主人公が落ち込んで立ち直って……というところがいいんですよね。是非、サントラを買ってフルバージョンで聴いて頂きたい、と。ここは太字で書いて下さいね(笑)。
![]() | トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2オリジナルサウンドトラック ここでしか聞けないオープニングソング「Pilgrimage」のフルバージョンを始めとして、ゲームで使用されたBGM60曲およびエンディングソング「Dia」を収録したサウンドトラックです。12ページのフルカラーブックレットが付属します。6月23日発売で価格は3360円。 |
■エンディングはmaoさんの「Dia」