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リードレベルデザイナーのGaelec Simard氏 |
本作『アサシンクリード ブラザーフッド』は『アサシンクリード2』の続きが描かれる作品で、主人公は引き続きエツィオ。舞台となるのはフィレンツェから所変わってローマ。ボルジア家が権勢を振るうローマで、腐りきった支配層から街を解放するためアサシン教団を組織して戦います。
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前作フィレンツェの3倍(約800m×800mのサイズだとか)はある広大なマップを駆け抜ける本作。特徴的なアクションとして、馬を使ったアクションがあります。単なる乗り物としてではなく、敵にタックルしてそのまま殺したり、馬から飛び移るように敵に降りかかったり、高さを活かして通常のジャンプでは上がれない高所に移動したりと、ゲームの中に完ぺきに組み込まれています。
ボルジア家の支配下にあるローマでは、12のボルジアタワーと呼ばれる施設が建設され、それによって12のエリアが暗く沈んだ状態になっています。エツィオと教団の仲間(配下のアサシン)はそれぞれのタワーを解放し、エリアに活気を取り戻していく必要があります。
本作のタイトルにある『ブラザーフット』(brotherhood)とは盟友関係や兄弟関係という意味で、ゲームでも教団の仲間が重要な鍵を握ります。最大12人の仲間と行動を共にすることができ、仲間は街で獲得したり、敵を改心させる事で増やす事ができます。新システム「ブラザーフットアシスタンスムーブ」では、仲間と協力し、敵を奇襲したり、大勢の敵と相対することができます。
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教団のアサシンにミッションを与える |
また、仲間は様々なミッションに派遣することができます。仲間には当然、パラメーターがあり、そのミッションを成功させる事が出来るかの確率を事前に知ることができます(複数で派遣して成功率を上げる事も可)。ミッションに派遣した後はプレイヤーは待つだけですが、一定時間を経た後、もし成功すればアイテムや経験値などを獲得し、通常のゲームを有利に進める事が出来ます。逆に失敗してしまうとその仲間は暗殺されたということになり、二度と復活しません。
各ボルジアタワーにはリーダーがおり、そのリーダーを倒し、かつ頂上まで上り詰めて、タワーが解放された事を周囲の住民に知らしめる事でクリアされていきます。リーダーにはそれぞれ性格があり(弱気、強気など)、その性格に合わせて戦略的なアクションが求められるとか。タワーが解放されれば、周囲が明るく開け、武器屋や道具屋などプレイヤーにとって重要な施設も使えるようになります。これを繰り返し、ローマを解放していき、ボルジアを支配するチェーザレ・ボルジアという強敵と戦う事になります。
物語にはダヴィンチやマキャべりなど歴史的な人物も登場し、協力していくとか。
15分程度のデモで観た『アサシンクリード ブラザーフッド』は相変わらずの超美麗なローマの描写に、ゲームプレイとして馬を使った遊びや教団の仲間という要素が追加され、更に奥深いアクションゲームとなっているように感じました。シングルプレイでは約15時間のボリュームになっているとのこと。今回は見られませんでしたがマルチプレイも対応します。
国内での発売は12月9日に決定。価格は7770円(税込)です。