任天堂、「ドンキーコングのようだ」を商標申請し賛否両論

任天堂オブアメリカは、Wii向けの『ドンキーコング リターンズ』を11月21日に発売するのに先立って、「It's on like Donkey Kong.」(まるでドンキーコングのようだ)という言葉を米国特許商標庁に商標申請したと発表しました。

任天堂 Wii
任天堂オブアメリカは、Wii向けの『ドンキーコング リターンズ』を11月21日に発売するのに先立って、「It's on like Donkey Kong.」(まるでドンキーコングのようだ)という言葉を米国特許商標庁に商標申請したと発表しました。

任天堂によれば「It's on like Donkey Kong.」という言葉は、スーパースターや人気キャラクターを指すのに映画やテレビなど様々な場面で使われているとのこと。

ゲームの発売に合わせた話題作りですが、PC Worldなどは、「昔から使われているというよりは、1992年にラッパーのIce Cubeが発表した"Now I Gotta Wet'cha"で使ってポピュラーになった言葉だ」と任天堂による商標登録に疑問を呈しています。

ちなみにGoogleで検索すると141万件がヒット。なるほど広く使われているようです。

『ドンキーコング』は1981年に宮本茂氏の処女作としてデビュー。ただしキャラクターとしてのドンキーコングはマリオの敵役でした。しかし、ビデオゲーム初期から居る代表的なキャラクターだと言えます。1994年にはスーパーファミコン向けに『スーパードンキーコング』が発売。世界中で大ヒットしました。『ドンキーコング リターンズ』はそれをリメイクしたものです。

国内では12月9日の発売予定となっています。

《土本学》

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