ゲームボーイアドバンスSPは、2003年2月14日に発売した任天堂初の折り畳み式携帯ゲーム機。そして初のフロントライトを搭載したので、暗い場所でもゲームが遊ぶことが可能になりました。
カートリッジはこれまで上から差し込むのがあたりまえでしたが、GBASPでは形状の都合から下から差し込みます。これも初めてのことでした。
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プラチナシルバー | オニキスブラック | アズライトブルー |
同時発売のカラーバリエーションは「プラチナシルバー」「オニキスブラック」「アズライトブルー」の3色と、『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス』に同梱された限定カラー「パールホワイトエディション」の4色。発売日は非常に出荷数が少なく、入手が困難でした。
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ファミコンカラー | ファミコン生誕20周年記念品 |
その1年、2004年2月14日には「ファミコンカラー」と呼ばれるツートンカラーが期間限定で発売。『スーパーマリオブラザーズ』などファミコンミニも同時期に展開開始され、ファミコンブームが再熱しました。
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マリオエディション | ゼルダエディション |
また、限定モデルが発売されたのもGBASPが最多。ゲームソフトと一緒に発売されることが多く、海外限定でも日本未発売のデザインが多数存在します。欧州で発売された『マリオvs.ドンキーコング』と『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』には、それぞれ限定モデルのGBASPが同梱されたことも。任天堂が限定カラーのハードとソフトをセットで発売するのは非常に珍しい。
海外ではホリデーシーズンなどにソフトと本体がセットにして再発売することがありますが、国内では抱き合わせで販売するイメージが悪く、現在も任天堂は行っていません。
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北米版ファミコンバージョン |
海外版ファミコンバージョンは日本版と違い、NESのコントローラをモチーフにしたクールなデザイン。
(ゲームボーイミクロでもファミコンバージョンが北米でも発売されましたが、その際は日本と同じモデルでした)
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バックライト仕様のピカチュウバージョン | 海外ではトイザらスで発売 |
また、海外ではバックライト仕様のゲームボーイアドバンスSPが発売。ゲームボーイミクロと同じくらいの明るい画面で遊ぶことが出来るのが特徴。日本未発売。海外では、トイザらス限定でピカチュウバージョンがバックライト仕様で発売されました。
他にもクラブニンテンドーでボディカラーチェンジのサービスが600ポイントで行われたりも。手元にある本体を送り、新しいカラーに変えてもらうサービスは、これが最初で最後でした。その中でもサムスツートンは貴重『メトロイド』シリーズの限定版本体は非常に珍しい。
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そして2011年2月26日、ニンテンドー3DSがいよいよ日本で発売されます。GBASPで遊んでいたあの頃、まさか8年後に裸眼立体視でゲームが携帯機で遊べるなんて想像できたでしょうか。しかもニンテンドーDSソフトは全て遊べ、バーチャルコンソールではゲームボーイソフトが遊べるようになります。3DS発売まであと2週間を切りました。そんな今日この頃ですが、久々にゲームボーイアドバンスSPで遊んでみようかなと思うのでした。