会社の机の上にさりげなく置いてみたバーチャルボーイは初めて触る人ばかりでした。改めて15年前の3Dゲームを遊んでみると、何ともいえない不思議な気持ちになります。
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3Dをテーマにしたゲーム機たち |
バーチャルボーイだけでなく、任天堂の元祖3Dゲーム『ファミコングランプリII 3Dホットラリー』を久々にプレイしたくなった訳です。手持ちのディスクシステムはベルトのゴムが劣化してしまってディスクが読み込めないので、代わりにツインファミコンをお借りして用意しました。
『3Dホットラリー』は、任天堂がディスクシステムで世に送り出した3D対応のレースゲーム。液晶シャッターのゴーグルを装着することで、ゲーム画面が立体的に見えるのが特徴です。画面がチカチカ点滅しているので、ゴーグルを外すと画面はまともに見れません。
任天堂の宮本茂氏と、当時HAL研究所にいた岩田聡氏(現任天堂社長)が初めて一緒に仕事をしたゲームだと思うと、胸が熱くなります。
『3Dホットラリー』から7年、1995年7月21日に『マリオズテニス』が発売されました。『マリオテニス64』が発売される前に出たマリオのテニスゲームとして知られています。この頃はドンキーコングJr.がまだ現役でした。バーチャルボーイは、いま遊ぶととても斬新なハードだったということが改めて実感しますね。
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任天堂の携帯ゲーム機たち |
バーチャルボーイから15年7ヶ月、これまでに様々な携帯ゲーム機が発売されました。画面は鮮やかなカラーになり、CPUがスーパーファミコンを超える32ビットになったり、2画面タッチスクリーンが採用されたり。そして「メガネのいらない3DのDS」が2011年2月26日に発売されました。
裸眼で立体視が楽しめるのはもちろんウリの1つですが、ジャイロセンサーや通信機能といった様々な機能が盛り込まれた中には、これまで3Dに挑戦してきた技術や苦労があったからこそだと思います。
そんなことを考えながら久々に『3Dホットラリー』や『マリオズテニス』を週末遊んだのでした。