単なる『MERCENARIES』では終わるハズがない! ニンテンドー3DSに登場する『BIOHAZARD THE MERCENARIES 3D』についてプロデューサーとディレクターを直撃
本日6月2日に発売になった『BIOHAZARD THE MERCENARIES 3D』。ニンテンドー3DSで初のバイオハザードであり、今までのシリーズとは装いを変え、アクションとしてのバイオハザードを満喫できる内容となっています。
任天堂
3DS
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―――『4』や『5』で遊べたモードをベースにしているということでどこまで新しい遊びが出来るか懸念もあるのですが
川田: 基本の要素としてはこれまでに遊べたものなのですが、先ほどもあったようにアクションを強化し、ボリュームについても誰もが満足いただける内容になっているかと思います。カプコンのゲームは品質管理部門がチェックをするのですが、1人のキャラクターだけでも遊び切るには10時間はかかるんじゃないかとお墨付きをいただいています。かなり遊び倒せる内容になった自信はあります。
井上: 今回はスキルシステムとミッション(ステージ)の要素を導入して長く遊んで貰えることを目標に制作しました。ただし、1回のプレイは短時間ですので、繰り返し遊んで少しずつ上達していって楽しさを増して行くイメージです。スキルシステムはゲームを進めるにつれ様々なスキルを組み合わせることで苦手な部分を補ったり、逆に長所を伸ばしたりというプレイができます。ここで縛りプレイのようなことも出来るので、遊びの幅は広がったと思います。どうせ『MARCENARIES』でしょ? と思われる方がいらっしゃるのは当然意識して開発しています。そんなレベルでは甘んじられないという思いで作りましたので、期待していただいて問題ないかと思います。
―――今回はどのようなステージが遊べるのでしょうか?
井上: これまでのシリーズの中から、ニヤっとするようなものも含めて、様々なステージを収録しています。元々立体感のあるステージが多いので3D立体視との相性もバッチリです。裏話としては、初代の洋館をアレンジして収録したいという構想もあったのですが、あまり相性が良くないんです。使おうとするとかなりのアレンジが必要になってくるので、今回は辞めて、純粋に遊んで楽しいステージということでチョイスしました。
―――キャラクターの選定はいかがでしょうか?
井上: 過去の作品からオールレンジで人気キャラクターを引っ張ってこようというのが主な意図です。
川田: ただし、単に主人公を集めてくるというわけではなく、悪役で人気のあるキャラクターだったり、日本だけでなく海外で人気のあるキャラクターも選ぼうということで、結果的に今のラインナップに落ち着いています。
―――協力の「DUO」モードも面白いですね
川田: 隣の人間と遊ぶという面白さを超えるコンテンツは中々難しいですね。今回は「DUOモード」を大きな柱に据えています。
井上: 僕も開発スタッフとやりながら、味方に手榴弾を投げつけたり・・・。
川田: 知り合いだから許されることですので、あまりやらないように・・・(笑)。
井上: はい。。。ローカルだけでなく、ネットワーク越しでも、世界中のプレイヤーと一緒に楽しむ事ができます。コミュニケーションツールとしても面白いものになっていますので、ぜひ遊んでみてください。
―――3DSになって音楽も良くなりましたね
井上: 音楽と言えば、スタッフロールの曲が超感動的なんです。気がついたら生オケを収録していました(笑)。
―――気になりますね
井上: バイオリンのソロが凄く素敵で、背筋がゾクゾクして「かっこええ!」ってなります(笑)。結構後半は大変なゲームになっているので、そんな大変さを癒してくれる、戦士の休息みたいな曲になってます。
川田: ほぼ開発が終わった段階で出てきた曲で、どうしても入れたいと現場から上がってきたんです。ロムの内容はほぼ固まっていたので、アシスタントプロデューサーは驚いてましたね(笑)。でもサウンドスタッフ入魂の一曲だったので、「入れた方がいいんじゃない」とこっそり思いながら見守ってました。結果的にはディレクターの井上の判断で入れることになりました。
―――ゲーム中の楽曲はいかがでしょうか?
川田: 『MARCENARIES』は元々ノリの良い曲がメインなので、今回もそのようになっています。是非ヘッドホンを使って良い音で聞いて欲しいですね。
井上: ゲーム的にも音楽は大事なゲームですので。気がついたら後ろにチェーンソーがいたりして・・・(笑)。
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