東京ゲームショウ2011結果報告・・・来場者は過去最高、東南アジアが特に増加

東京ゲームショウを共催する日経BP社の企画事業局 事業部長の船本泰弘氏は昨年の開催結果について明らかにしました。

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東京ゲームショウを共催する日経BP社の企画事業局 事業部長の船本泰弘氏は昨年の開催結果について明らかにしました。

既に発表されている通り、来場者数は22万2668人(ビジネスデイ: 5万2673人、一般日16万9995人)で過去最高を記録。20万人突破は2年連続となりました。出展社数は193社で前年より1社減少、出展タイトルは736タイトルで歴代3位でした。プレス来場者は3605人で3年連続で減少しています。

東京ゲームショウは過去数年、海外来場者の誘致に力を入れてきました。その結果、2011年のビジネスデイにはアジアを中心に37カ国、1041人の来場者がありました。内訳ではアジアが820人が突出していて、欧米は減少したものの東南アジアは57人→74人と増加したそうです。また、一般公開日ではオンラインでチケットを海外でも販売。こちらは43カ国、1643枚が販売されたそうです。

海外の出展社ではベルギー、ポーランドが初出展。15カ国から出展がありました。

海外メディアでは34カ国、940人が来場。メディアでも東南アジアが27人→42人と増加しています。

来場者の満足度という観点では、ビジネスデイ来場者は国内が64.2%、海外が79.5%が満足と回答。一般日では国内が72.0%、かいがいが 81.7%が満足と回答。いずれも高い数字となっています。これを受けて次回の来場意向も、ビジネスデイ来場者は国内89.2%、海外96.5%、一般日は国内73.8%、海外87.5%が次回も来場したと答えています。

出展する側の満足度としても、国内が82.3%、海外の66.6%が満足と回答しています。

震災や原発問題もあり、海外からの来場者や出展社に影響があったのは確かですが、ゲームショウ自体としては来場者も増加し、東南アジアに向けてのプレゼンスも拡大したと言える2011年。今年は更にビジネス機能の強化や海外への働きかけを強化。4日間の開催で19万5000人の来場を目指します。

《土本学》

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