「集まればWii U ひとりでもみんなでWii U」任天堂が目指すものとは?

「Wii U発売に関するプレゼンテーション」に挑んだ任天堂の岩田聡社長はWii Uのコンセプトについて、Wiiのプロモーションで用いた「集まればWii」を進化させた「集まればWii U ひとりでもみんなでWii U」であると述べました。

任天堂 Wii U
集まればWii
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「Wii U発売に関するプレゼンテーション」に挑んだ任天堂の岩田聡社長はWii Uのコンセプトについて、Wiiのプロモーションで用いた「集まればWii」を進化させた「集まればWii U ひとりでもみんなでWii U」であると述べました。

世界累計出荷台数が9600万台を超えたWii。任天堂は当初からリビングの中心となるゲーム機を志向し、実際にリビングへの設置率は8割以上となっています。「集まればWii」は、お正月やお盆などに限らずリビングに人が集まる際にはWiiを、という任天堂の考えを率直に示したプロモーションでした。この考え方はWii Uでも変わりません。

しかし、と岩田社長は言います。リビングに置かれるということは、誰かがテレビを見ているとWiiで遊ぶことはできません。その解決策として登場したのがWii U GamePadです。大型画面を搭載したコントローラーを用いれば、テレビが無くとも単体で高品質なゲームが遊べます。プレゼンテーションでは、Wii U本体でレンダリングされたゲームが一切の遅延なくWii U GamePadで描画されることが強調されました。

またWii Uでは「ひとりでもみんなでWii U」という言葉が追加されました。リビングに集まるのが難しくても、ネットワークサービスの「Miiverse」とゲームが深く結合することによって、例え離れた距離にいたとしても一緒にゲームを遊ぶという体験を実現できます。

Wiiはみんなで集まって遊ぶにはいいけど、一人でじっくり遊ぶには向かない、というイメージもありました。この点については他のHDゲーム機を上回る性能を搭載することで解決しようとしています。

ひとりでも、みんなでも、ゲームを軸として人々が繋がり、楽しい時間を過ごすことのできるゲーム機。Wiiと方向性は変わりませんが、Wiiで直面した課題を全て潰したもの。それが任天堂の目指すWii Uの姿のようです。

《土本学》

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