【TGS 2012】「着物は織りました、3メートル」レイヤーさん必見!様々な工夫がなされたコーエーテクモコスプレコンテスト出場者のこだわり

東京ゲームショウ2012のコーエーテクモブースにて「コーエーテクモ コスプレコンテスト in TGS2012」が開催されました。先日お伝えしたフォトレポートを、今回は衣装の制作方法も語られた出演者のコメント詳細たっぷりでお届けしたいと思います。

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【TGS 2012】「着物は織りました、3メートル」レイヤーさん必見!様々な工夫がなされたコーエーテクモコスプレコンテスト出場者のこだわり
【TGS 2012】「着物は織りました、3メートル」レイヤーさん必見!様々な工夫がなされたコーエーテクモコスプレコンテスト出場者のこだわり 全 32 枚 拡大写真
東京ゲームショウ2012のコーエーテクモブースにて「コーエーテクモ コスプレコンテスト in TGS2012」が開催されました。先日お伝えしたフォトレポートを、今回は衣装の制作方法も語られた出演者のコメント詳細たっぷりでお届けしたいと思います。

■鯉沼Pと小野坂さんもコスプレで登場!
今回で3回目となるコスプレコンテスト。審査員はおなじみの『戦国無双』シリーズなどを手がけるコーエーテクモゲームスの鯉沼久史氏、「COSMODE」副編集長の山本麻子さん、そしてコーエーテクモゲームス作品に多く声をあてている声優の桑島法子さんと小野坂昌也さんが務めます。

鯉沼氏は『戦国無双3』に登場する北条氏康のコスプレ、小野坂さんは『真・三國無双』シリーズに登場する趙雲のコスプレで登場し、会場はすでに期待にこがれた熱気でムンムンです。

■ライオンボードや染めQなど参考になるコメントが続々と!
・『シェルノサージュ』イオン/雨宮留菜さん
雨宮さんは「アピールポインとはイオンちゃんも恥ずかしいと言っていた大胆なカッティングです。こんな大勢の前で着ることになるとは思っていなかったので本当に恥ずかしいです」と照れながらもかわいい仕草をきめてくれました。鯉沼氏も「衣装の再現度はかなりのもの」とコメント。

・『真・三國無双5』趙雲/びなさん
小野坂さんが声をあてた趙雲が登場。「初めて武器を自分で作りました。カーテンレールに使用するポールと、剣先は100円ショップで買ったオモチャをスプレーで塗って接着しました。趙雲の槍はこのヒラヒラがついているので繋ぎ目も見えなくなります」と3つの素材で槍を制作したとびなさんが語ってくれました。

・『遙かなる時空の中で4』葦原千尋/柚麻さん
大変色鮮やかな着物姿にみんなうっとり。着物を作る学科にいたという柚麻さんが「全部一から染めたのと、絹を3メートル織りました」と発言すると会場中はビックリ。さらには透けるように特殊な布を使っているのもポイントなんだそう。

・『遙かなる時空の中で3』有川将臣/麗華さん
麗華さんは「今回コンテストに出るにあたって武器を作り直しました、この武器は3代目です」とアピール。山本副編集長から質問が飛ぶと、武器は発砲スチロールと掃除機の細かいところを掃除するノズルで制作し、鎧の光沢感はラリッサという特殊な合皮を1枚1枚貼って最後にコーティングを重ねるという職人技で作られたことがわかりました。

・『大航海時代 Online』ライザ・ミドルトン/軍人Aさん
首元のザビエル(通称)なども含めてすべてが手作りだという軍人Aさんは、「縫い目が綺麗に見えるように頑張ってみました」とコメント。柄が平になるように縫い付けることでよりハッキリ刺繍が見えるのもポイントだと言います。色調もレトロにおさえ、背中のカッティングなども大変綺麗でした。

・『アーシャのアトリエ』アーシャ/譲さん
模様にこだわったという譲さん。注目すべきはスカートの裾。パンチングレースの穴の大きさや、上にかぶせたレースの透け感が絶妙で大変キュートな仕上がりになっています。胸の部分は「羽を糸で縫いつけて作りました」と質感にもこだわりアリでした。

・『DEAD OR ALIVE5』リュウ・ハヤブサ/tenさん
小野坂さんに「見たことあるぞ?」と言われると、昨年『NINJA GAIDEN』のリュウ・ハヤブサで登場したことが判明。「同じところは頭の部分だけで、ほかは作り直しました」とコメントすると小野坂さんはビックリ。ちなみにtenさんはリュウ・ハヤブサの衣装を4着持っているんだそう。アクションもバッチリでした。

・『RioSpa』Rio/猫羅ユウさん
一番露出度の高い衣装となったRioのコスプレ。「Rioのセクシーさを出そうということでマットな合皮とエナメル質な皮を使って再現しました」と素材について触れると、山本副編集長は「シンプルな衣装ですが、ピタッと体にフィットさせるのは難しいんです。何度も着用しながら作りなおされたと思います」と感心している様子でした。

・『戦国無双3』福島正則/オーパーツさん
「武器の槌の部分は紙だけで出来ています」とアピール。鯉沼氏は「すごくて声がでない」と表情もバッチリなナリキリ具合に驚きの模様。ギラギラした目でお話しを聞いていたオーパーツさんに小野坂さんは「プロデューサーだぞ!」と会場中の笑いを誘っていました。

・『無双OROCHI2』三蔵法師/MOTOさん
MOTOさんは「衣装にグラデーションをつけるために染めQというスプレーを初めて使ってみました」とコメント。色鮮やかな衣装をひるがえしてポーズする姿も美しい!

・『戦国無双3』くのいち/akiさん
色が白くシャイプされた姿に注目が集まったのがakiさん。小野坂さんから「画面そのまんま」と発言されたほどでした。後ろからみるとV字になるように作られたマフラーも再現度が高いです。

・『真・三國無双6 猛将伝』王異/結さん
鎧の模様に驚く鯉沼P。それを受けて結さんは「全身に中華風の柄が入っているんですけど、薄いライオンボードを切り抜いて貼って、角を落として作りました」と制作過程を教えてくれました。山本副編集長によるとライオンボードはお風呂マットのような質感だそうです。

・『無双OROCHI』源義経/時計屋さん
背中の羽のクオリティに会場から拍手が!「値段をローコストに抑えるために基本は紙で作っています。この衣装に一目惚れしてしまったのでゲームの発売前から作っていました」と源義経愛がこの衣装につながったことを明かしました。さらに剣は塩ビの薄い板を丸めて、中には色がついている模造紙と懐中電灯を仕込んで光るように作られているとか。


すさまじいクオリティの13名が集まったコンテストを制したのは『戦国無双3』福島正則のコスプレをしたオーパーツさん。そしてプロデューサー賞には『無双OROCHI』源義経のコスプレをした時計屋さん、スペシャル審査員賞は『真・三國無双6 猛将伝』王異のコスプレをした結さんが受賞しました。

山本副編集長は「コスプレをしてみたいと思ったらとにかくやってみるのがいいです。コスプレイヤーさんは凝り性なかたが多いので、写真を撮ってみることでこの部分が悔しいなって部分がでてくると思うんです。そうするとリベンジのためにまたやりたくなる」と最初の敷居が実は低いことを強調し、今回鎧系の衣装ばかりが受賞したのを受けて「鎧系だけがコーエー コスプレコンテストではない」と今後もバラエティ豊かな衣装を集まることを期待するコメントが印象的でした。来年度も楽しみですね!

《きゃんこ》

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