和田社長、『FF』『すばせか』新作への熱き思いを語る・・・スクエニ×グリー共同記者発表会
スクウェア・エニックスとグリーは、パレスホテル東京にて『ファイナルファンタジー』および『すばらしきこのせかい』新作ソーシャルゲームの共同記者発表会をおこないました。
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
■『FF』『すばせか』の発表。そして『聖剣伝説』『チョコボ』シリーズも・・・
まずグリー代表取締役社長田中良和氏が登場。「スクウェア・エニックスといえば有名なシリーズがいくつかありますが、その中で『ファイナルファンタジー』と『すばらしきこのせかい』をグリーのプラットフォームで提供することになりました。子供の頃からスクウェア・エニックスのゲームに触れてきているので個人的にも嬉しい発表。現在、グリーは169の国と地域に展開し、世界規模のソーシャルゲームのノウハウを持ってる。このノウハウと、スクウェア・エニックスの強力なコンテンツを作っていく力で新しいサービスを作っていきたい」と語りました。「これをきっかけに新たなユーザーにこの2つのタイトルの面白さを伝えていきたい。また、ゲームを新たなフィールドに進化させていき、今までソーシャルゲームに触れていなかったユーザーにもプレイのきっかけを作っていきたい。グリーとスクウェア・エニックスとの連携は引き続き続けたい」と語りました。
また、今後、『聖剣伝説』『チョコボ』のシリーズも展開する予定であることが発表されました。タイトルが『聖剣伝説 サークル オブ マナ』と『チョコボのチョコッと農園』であること以外詳細は不明です。
■ソーシャルとパッケージの作り方の違い
続いてスクウェア・エニックス代表取締役社長和田洋一氏が登場。「GREEはソーシャルゲームのお客さんに対してどのようなサービスを提供すべきか、実に丁寧に考え対応している。ソーシャルとパッケージの作り方はまったく違い、リズム、ツボの捉え方が異なる。我々が作ってきた家庭用ゲームは「いかに落ち着いてゆっくり遊んでもらうか」を考える。例えばチュートリアルの作り方もだんだん深くしていくような作り方になっている。しかしソーシャルゲームはハードルを下げ、さっと内容が入ってきて、すぐに操作がわかるようでなければならない。GREEとのコラボレーションで我々もソーシャルゲームの作り方を学んでいきたい」と語りました。
■ソーシャルゲームであってもクオリティが雑であってはいけない
また、人気タイトルのソーシャルゲーム化に対して、「ソーシャルゲームへ展開することでお客さんの層は広がるが、しかしゲームのクオリティが雑でいいかというとそうではない。ライトなユーザーであろうがヘビーユーザーであろうが同じクオリティを求める。そしてソーシャルが広がれば広がるほど客の目が肥えてきてしまう。そういう背景があるからこそ弊社に声がかかったのだと思っている。双方の利点を生かしながら素晴らしいコンテンツを提供していきたい。今回発表した4つのタイトルはいずれも我々の“虎の子”。この手のコラボがうまくいくかは両者の息があっているかが焦点。皆様方の期待につながればと思っている」と語りました。
■グローバル展開も視野に入れて
ゲームの詳細についてはグリーメディア事業本部長吉田大成氏、スクウェア・エニックス第一制作部プロデューサー間一朗氏から説明が行われました。制作の現場に携わる二人からもソーシャルゲームに向けた熱い思いが寄せられ、間氏は「“虎の子”という表現があったが、『ファイナルファンタジー』も『すばらしきこのせかい』も非常に大事なタイトル。グリーと組むことの意味をご理解威いただけるような、納得のゲームを提供したい」と語り、吉田氏は「自信を持ってお届けできるタイトルだと思います。まずはこの2つのタイトルを日本で成功させ、グローバルに展開していきたい」と語りました。
最後に、田中氏、和田氏、吉田氏、間氏によるフォトセッションが行われ、田中氏と和田氏のかたい握手が交わされました。
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