『ドラゴンクエストX』IT基盤は「Oracle Exadata」を採用 ― ビッグデータを1つのDBで管理
日本オラクルは、スクウェア・エニックスが運営するオンラインゲーム『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』のIT基盤の中核に「Oracle Exadata」が導入されていることを公表しました。
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「Oracle Exadata」は、膨大な量のデータ、いわゆる「ビッグデータ」の処理に特化したデータベースシステム。大量データの処理における、高速な問合せ・応答処理を実現しており、証券会社などでも利用されています。
これまでの大規模オンラインゲームは、データベースサーバーの性能により1つのデータベースに収容できるユーザーデータ量に制限がありました。このため同じオンラインゲームに参加しても、データベースが異なるために一緒にプレイできない場合がありました。
今回スクウェア・エニックスは、『ドラゴンクエストX』を支えるIT基盤として、2011年2月に「Oracle Exadata」を採用。「Oracle Exadata」の高速処理性能により、すべての『ドラゴンクエストX』のユーザーデータを、1つのデータベースで管理可能にしました。
これにより、『ドラゴンクエストX』では、ログインするたびにワールド(サーバ)を任意に選択できるようになり、他のワールドでプレイしているユーザーと合流して冒険を楽しむことが容易になったというわけです。
『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』は好評発売中。価格は通常版が6,980円(税込)、Wii USBメモリー同梱版が8,980円(税込)です。
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《冨岡晶》
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