小さくなったWiiはファミコンサイズ ― Wii miniハードウェアレポートをご紹介
海外サイトでWii miniのハードウェアレポートが掲載されていたので紹介したいと思います。
任天堂
Wii

カナダ限定で発売されたWii miniは、スタイリッシュな赤と黒の筐体が印象的で、赤いWiiリモコンとヌンチャクも同梱されています。「mini」と名付けられてはいますが、サイトで公開されている画像を見る限りオリジナルWiiとのサイズ差では「ミニ」と呼べるほど小さくはないようです。さらに過去の任天堂ハードとサイズを比べている写真では、ファミコン(NES)と同じぐらいのサイズだということがわかります。
表面はマット仕上げで、光沢のあるWiiやWii Uと比べて指紋が目立ちにくい印象があり、またディスクドライブは、ポータブルCDドライブのようなトップローディング方式を用いています。Wiiの照光式のフロントローディングドライブに比べてプレミア感は薄れてしまいますが、これもコスト削減のための変更かもしれません。
また、ゲームキューブコントローラー接続用ポートやSDカードスロットも省かれており、USBスロットにLANアダプタを付けても、インターネットに接続することはできなかったようです。
データ管理メニューのセーブデータ項目では、オリジナル版Wiiの場合、SDカードやゲームキューブも表示されていますが、Wii miniではWii本体のアイコンだけになっており、独自のファームウェアであることがわかります。さらに、設定メニューにあるインターネットの項目も削除されていました。
TV接続用のケーブルとしてはAVケーブルが同梱されていますが、最近の大画面TVではどうしてもぼやけた画像になってしまいがちです。オリジナル版Wiiでは480p対応のコンポーネントAVケーブルが別売りで用意されていますが、試しにWii miniに使用したところ画面が映らなかったようです。つまりWii miniでは、あざやかでくっきりとした画面が期待できないということになりそうです。
全体的に物足りないという印象が強いWii miniですが、従来のWiiユーザーとは異なる層がターゲットユーザーになっており、わずか99ドルで手軽に購入できるパッケージは、市場での強みになるのかもしれません。
《菜種》
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